かなり楽しい!! 「岸和田だんじり会館」に村田らむが行ってみた! 発見・驚き・テンション上がる!!
映像を見終わった館の奥に進んでいくと、様々なタイプのだんじりが並べられていた。
現在、最古の岸和田のだんじりもあった。文化文政期(1804年~1829年)に作られただんじりらしい。実に200年ものの作品だ。
古い作品にもかかわらず、とても細工の細かい素晴らしい彫刻がほどこされていた。それもそのはずで、だんじり祭の歴史はさらにこのだんじりができる100年前から続いている。300年の歴史、ハンパねえ。
階上の壁には地域ごとの法被(ハッピ)がズラリと並べられて展示されていた。だんじりは5~6台くらいが走っているイメージがあったが、22台のだんじりが走り回るという。それぞれ石川五エ門、真田幸村、加藤清正、平将門、本能寺、桶狭間の合戦、大坂城夏の陣、三国志……などさまざまな彫刻がほどこされている。館内には各地区ごとの詳細なデータも展示されていた。
館内には、江戸時代の町並みが再現されていたり、ミニチュア版のだんじりが展示されている。また3Dメガネをかけて立体的にだんじりを楽しめるコーナーもある。
そのうち、VRのだんじり体験コーナーもできるかもしれない。バーチャ空間でだんじりの暴走を経験できたら、すげえ迫力ありそう。まさにマッドマックス的な感じになりそう。
ただ一番人気があるのは、実際にだんじりに乗り、笛、太鼓、鉦を鳴らすことができるコーナーだ。岸和田出身の知り合いに話を聞くと
「あのコーナーは地元の現役でだんじりに乗っている人たちが練習するために使ってることが多いですね。結構本気で挑んでいる人が多いですよ」
と教えてもらった。実際、僕が言ったときも、鳴り物を本気で練習する人たちがいた。
普段から練習を欠かさない、それこそ岸和田のだんじり魂なのだろう。
岸和田人の矜持に触れることができる『岸和田だんじり会館』を見終わった後は、お隣の『岸和田城』に向かった。
ちなみにだんじり祭は、稲荷祭りの際、領民の城への参拝を許したことからはじまったと言われているそうだ。
堀と石垣以外は新たに建てられた建物になっている。天守閣の中はコンクリ製の施設であり、中にはジオラマや鎧兜などが展示してある。そこにとても興味ぶかい兜があった。ウサギの耳がついている兜だ。めちゃくちゃキュートである。Dr.スランプのピースケがかぶっている帽子のようなデザインだ。戦いの場にこんなかわいい兜で行って、なめられないのか心配になってしまった。
それ以外には特にへんてこな物は展示していないが、庭園も館内もとてもキレイに整備されているので、散歩やデートのコースに使うのはとても良いと思う。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊かなり楽しい!! 「岸和田だんじり会館」に村田らむが行ってみた! 発見・驚き・テンション上がる!!のページです。村田らむ、大阪府、岸和田市、岸和田だんじり会館、岸和田城、きしわだ自然資料館などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで