12人死傷「マツダ工場暴走殺傷事件」引寺利明の現在を直撃! 今も無反省で妄想の治療もナシ! 刑務所ダイエットも…!
■「ワシの中では、事件は風化しとるんよ」
もっとも、それも仕方がない面もある。引寺は精神鑑定で妄想性障害だと認定されながら、服役中に精神科の治療を一切受けていないからだ。
「人のことをキチ〇イみたいに言いながら、ええかげんなもんじゃ」
岡山刑務所で面会した際、引寺はアクリル板越しにそう毒づいていた。私は引寺の主張を支持するわけではないが、裁判で妄想性障害と認定された殺人犯が服役中に何ら治療を受けていないとは、日本の刑務所の矯正システムにも問題があると思わざるをえない。
引寺は面会中、シレっとこんなことも言っていた。
「正直、ワシの中では、事件は風化しとるんよ。裁判しよった頃は、被害者の名前を全員フルネームですぐに言えたけど、今はもうほとんどの人の名前を憶えとらんけえね」
亡くなった被害者の男性は、事件の10カ月前に娘が生まれたばかりだった。一命をとりとめた被害者の中にも右目を失明するなどの重い障害が残った人もいる。被害者やその関係者が現在の引寺の無反省ぶりを知ったら、やり切れないだろう。
■「刑務所ダイエット」で身体はスリムで健康的に……
このように内面的な変化は何もない引寺だが、実は外見は9年前に事件を起こした頃と大きく変化している。犯行時は体重が90キロ近くあるメタボ体型だったが、今は当時より体重が約30キロ減り、58キロのスリムな身体になっているのだ。
面会した際、引寺はこう説明した。
「ワシはシャバにおった頃、甘い缶コーヒーを毎日ガンガン飲みよったんじゃけど、刑務所の食事はカロリーが低めに作られとるけえね。まあ、刑務所ダイエットじゃね。健康診断の数値もすっかり良くなったよ」
岡山刑務所は、殺人などの重大犯罪に手を染めた長期受刑者が集まる刑務所だ。引寺の言っていることは強がりで、実際は他の受刑者にいじめられるなどして激ヤセした可能性もあるのでは……と私は勘ぐったが、引寺は言下に否定した。
「それはないよ。刑務所では、暴力沙汰はすぐに懲罰じゃけえね。普通の人が想像するような受刑者同士のケンカとかイジメは、現実の刑務所ではありえんのよ」
受刑者同士は仲がよく、夜はみんなでテレビを観て、楽しんでいるという。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊12人死傷「マツダ工場暴走殺傷事件」引寺利明の現在を直撃! 今も無反省で妄想の治療もナシ! 刑務所ダイエットも…!のページです。殺人犯、殺人事件、片岡健、無期懲役、引寺利明、マツダなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで