宇宙人による誘拐被害を保障する「アブダクション保険」が大好評！ MITがインプラント鑑定し、保険金を受け取った人も！

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「私のところに保険を申し込みに来ても、契約条件を理解していない――つまりジョークだとわかっていないような場合は売りません」

　保険を販売するマイク・セント・ローレンス氏はメディアの取材に対し、この保険がジョークだと明言している。彼の代理店ではエイリアン・アブダクション保険の他にも、生まれ変わり保険や小惑星保険といった変わり種の保険を販売している。

　このように最初からジョークとして作られたエイリアン・アブダクション保険であるが、代理店にはこれまでに2度、保険の請求があったという。請求にはエイリアンのタイプや出身星、エイリアンの写真、UFO搭乗エイリアンのサインといった、アブダクションの証拠となるものが必要となる。

　ローレンス氏によれば、一人はエイリアンの写真を、もう一人は体に埋められたインプラントが地球外のものであるというMIT学者の鑑定結果を提出したという。そして、インプラントの鑑定を提出した男性に対して、連絡が取れなくなるまで10年間、年1ドルが支払われたそうだ。

　なお、ローレンス氏はこのユニークな保険に対する人々の変化を感じ取っており、「私がこの保険を発売した当時、ほとんどの人は完全に馬鹿げていると思っていました。しかし今では、50％の人が起こる可能性があると思っているようです」と述べている。人々は時代の変化を敏感に感じ取っており、エイリアンの脅威を想像上だけのものではなく、もっと現実的なものだと受け取り始めたということだろうか。

　ジョークを解する人間しか加入できない保険ではなく、もっと本格的なアブダクション保険が必要とされつつあるのかもしれない。

参考：「Fox 35」「Alien Abduction Insurance」ほか

TOCANA編集部

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