ディープフェイクのセックスビデオが流出したインド政治家が議会で号泣! 「この映像はフェイク、疑惑を捜査してほしい」
Limbavali氏は、ネット上に流れたセックスビデオがこのディープフェイクによって作られたものだと主張している。ディープフェイクによるフェイクポルノはすでに世界的に問題になりつつあり、有名な俳優を使ったポルノ動画が多数作られている他、一般人に対してもリベンジポルノや嫌がらせとして使われた例が報告されている。
「皆さんは自分の家族がトラウマになるような状況を想像することさえ難しいでしょう。ただ一人私だけが、この中傷的なビデオのせいで、私の子供達がどんなことに直面しているかを知っています」(Limbavali氏)
Limbavali氏はメガネを外し、涙をぬぐいながらこう語りかけた。本来なら、このようなスキャンダルは彼個人のものであり、議会は介入すべきでないという意見もあった。しかしLimbavali氏はこのビデオが政治的な陰謀であると考えており、自ら希望して議会に立ち、疑惑を捜査して欲しいと訴えたのである。すでに地元警察にも被害を届け出ており、ビデオのアップロード元やSNSでシェアした人物を特定するように働きかけを続けているそうだ。
どこの国でもセックススキャンダルは有名人や政治家に大きなダメージを与える。とりわけ普段から家庭的な印象や清廉潔白ぶりをアピールしていたりすると、さらに致命的なものになりうる。ましてやゲイポルノとなれば、Limbavali氏やその家族の受けたダメージは計り知れないだろう。かかる手間に比べ、その効果はあまりにも強すぎる。今後、このようなスキャンダルが世界各地で頻発するかもしれない。そしてそれは、永遠に解決しない可能性がある。なぜならつい最近、ディープフェイクの偽画像を見破る技術で開発競争が繰り広げられていることが話題になったが、ディープフェイクを見破るAIが開発されたとしても、そのAIを欺く技術がまた開発されれば永遠にいたちごっことなるからだ。
そしてトカナではこうしたディープフェイク技術が大きく世間で話題になる前から、各国首脳が「フェイク動画」を利用していることを指摘していた。たとえば、ヒラリー・クリントン氏があたかも大勢いる場所で演説しているように見せかける動画を発表したが、実はほとんど人がいなかったことや、ヒラリー・クリントン氏が、口から卵を産んだ動画を拡散し人々に恐怖を植え付けたこと、ヒラリー・クリントン氏が、敗北会見をしていた時の映像に死神が出現し、呪いの表情を浮かべていたことなどを報じている。フェイク動画は、ディープフェイクが話題になる少し前から、我々が知らぬ間に世論操作に大きな影響を及ぼしていたのだ。
参考:「Daily Mail」、「Times of India」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ディープフェイクのセックスビデオが流出したインド政治家が議会で号泣! 「この映像はフェイク、疑惑を捜査してほしい」のページです。インド、政治家、ディープフェイク、セックススキャンダル、フェイクポルノ、フェイク動画などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで