本物のエリート医師が開業した「合法的な闇病院」を亜留間次郎が解説! 裏に”反社が潜む”病院の見分け方とリスク!
【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】
■患者の望どおりの薬を売ると医者は儲かる
情報化社会の発展により誰でもネットで医療情報を手に入れやすくなった現代、薬の名前や効果にちょっと詳しい素人に毛が生えた人が大量に生まれました。
患者はとにかく、すぐに効く強い薬を欲しがりますが、それは医師の処方箋が無ければ買えない物ばかりです。その結果、病院に来ると「○○○○○を処方してくれ」と医師に注文を付ける患者が激増しましたが、普通の医師はプロなのでそんな注文は聞きません。
しかし、中には聞いてしまうダメ医者もいて、やたらと薬を欲しがる患者は自分の言うとおりにしてくれる医者こそ名医と思い込むようになりました。その代表例とも言えるダメ患者がアドルフ・ヒトラーで、独裁者の権限でやたらと薬をくれる医者を主治医に任命しました。
そして現代の日本社会でも、すぐに望みどおりの薬を処方してくれる病院に患者が集まる傾向があるのです。でも、そこに問題が。保険診療だと「薬は●日分までしか出せない」など、様々な制限ががあって望み通りには出せないのです。
その結果、保険が効かない自由診療でもいいから、高めの値段で患者の言うとおりの薬を売れば儲かることに気がついてしまった人が現れたのです。
妙に貧相なクリニックの割に、医師の経歴がやたらエリート過ぎる謎の診療所があれば、そこはもしかしたら怪しいかもしれません。その理由がわかる、あるエリート医師の転落の物語をここから語ります。
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