心霊調査のプロ・新耳袋Gメンが暴露した「気が狂うほど恐ろしい心霊スポット2つ」! 怪奇現象が多発か!?
■心霊現象より本気でツラい自然現象
――そこまで怖い撮影現場だったんですね。
田野辺 心霊スポットを1人で歩く時は、頭にカメラをつけたり、結構な重量の機材を抱えて歩いています。なので、映し出されるのはその場のリアルな空気なのです。唯一、臨場感が伝わらないとすれば、暑さと寒さだけですね。こればかりは伝えようがない。
山口 ひどい気温の場所が多くて、怖さよりも寒さのほうのが嫌な場合がありますよね。
――それは気候的な話でしょうか? それとも霊気などの霊的なものなのでしょうか?
山口 (ロケは)山などに行くことが多いのですが、自然豊かな場所は5月ぐらいまで夜は寒いことが多いんですよ。
田野辺 でも、霊的な寒さかもしれないものもあります。もともとこのシリーズは、90年代に実話怪談ブームを引き起こした木原浩勝さんと中山市朗さんによる『現代百物語 新耳袋』(角川文庫、全10巻)に登場する心霊スポットに実際に行ってみようという趣旨でスタートしたものです。木原さんからお聞きしたのですが、木原さんご自身も怪異の起こる場所に行ったとき、信じられないくらい異様な寒さを感じた体験があるそうです。
「新耳袋Gメン」はDVDや映画のリリースに合わせて無理して2・3月の寒い時期に撮影することもありますが、場所によっては、「なんでこんなに寒いんだ?」ということが確かにありましたね。
山口 それはけっこうあります。昼と夜の温度差がすごいんですよ。昼はTシャツで大丈夫なのに、夜はダウンジャケットを着たり。そこの場所の地形的なものなのか、霊的なものなのかはわからないけれど。
でもこの間、O島のM山の砂漠に行った時、ものすごい吹き荒れちゃって大変でした。そこは、かつてM号という旅客機が墜落して、37人が亡くなった場所だったのです。夜中に行ったのですが、これは墜落死した人たちの怒りかと思うくらい激しい嵐でしたね。なぜか我々はそういった激しい自然現象に高確率で見舞われているかもしれません。
■気が狂うほど恐ろしい心霊スポット
――今まで行った心霊スポットで最凶にヤバいと思われた場所はどこですか?
山口 僕は沖縄の「健児の塔」です。沖縄戦で多くの死者を出した沖縄師範学校生を祀る慰霊塔なのです。塔の裏に自然洞窟のガマがあり、防空壕のようになっていて、そこで多くの生徒が自決したのです。
そこに行って霊を呼び出すためにいろいろやったのですが、僕が入った時は男の声が録れてしまったし、いや、あれはもう怖かった。気が狂うレベルです。
――そこで亡くなった方々の念みたいなものを感じたのでしょうか?
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2024.10.02 20:00心霊心霊調査のプロ・新耳袋Gメンが暴露した「気が狂うほど恐ろしい心霊スポット2つ」! 怪奇現象が多発か!?のページです。人形、沖縄、白神じゅりこ、遭難、霊障、DVD、怪談新耳袋Gメン、八甲田山、行軍などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで