“臓器移植ビジネス”の新市場が各国で爆誕中! 我が子の臓器も売り物に…もはや腎臓売買は世界の常識! 亜留間次郎が解説

【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

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■臓器売買の現状

 以前に、拙著「世界征服マニュアル」にも書きましたが、臓器売買ビジネスの市場では腎臓が大半を占めています。誰でも二個あって片方無くなってもあまり生活に支障がないため気軽に売れるし、欲しがる腎臓病患者は世界中に山ほどいるし、人工透析が必要な病気に苦しんでいる時と腎臓移植を受けて治った後のQOLの向上が著しいため皆さん欲しがります。

 移植実績の増加により研究も進み、移植の成功率は高くなり、移植後のリスクも小さくなっています。安く仕入れて高く売ることが可能で、商売が出来るのはある程度の設備がある大きな病院だけなので市場の独占率も高く、常に新しい患者が生まれ続けているので顧客が減りません。

 そして重要なことに、現在の臓器売買組織は合法組織で違法行為は行っていません

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■インド臓器売買事情

 インドで腎臓の売買を行っている組織にインド臓器移植学会(ISOT)があります。ちゃんとインドの法律を遵守しているインドの医師法に基いた医師免許を持つ合法組織です。

 よくフィクションではやたらと高額な金額が提示されますが、現実の臓器の売値はそれほど高くありません。売る人の平均年収の3倍ぐらいが相場です。

 インドでは嫁をもらうのに結納金を払わなければならないという社会習慣が根強く残っていて、同じカーストから嫁をもらうのであれば、結婚する為の費用の相場は自分の年収と同じぐらいと言われています。

 インドの貧困層は可処分所得が少ないので、年収と同じ金額を貯金するのはかなり困難です。カースト制度によって所得格差の大きいインドでは、富裕層の月収が貧困層の年収の数倍になることは珍しくありません。

 つまり、自分の腎臓を片方売った金で嫁をもらって、さらに嫁の腎臓も売れば2倍儲かるという理屈で臓器売買が錬金術になって成り立っています。下手すると生まれた子供の臓器も売りかねません

 インドでは腎臓の売買があまりにも普通に堂々と行われている為、臓器を売った人の追跡調査したりとか、旦那と奥さんが売った後どうしているか戸別調査したりと堂々と研究されていて、統計が取られ、論文も出ています。

 そうした研究成果はますます臓器移植技術を発展させ、売買を活発にしています。

 日本のマスコミがインドまで取材に行けばすぐに見つかりますよ。あそこの夫婦が金持ってるのは夫婦で腎臓売ったからだって、普通に近所の噂とかになってますから。

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