植物にも意識と知性が存在…脳さえ持っている可能性! 人間に似た20の感覚も
1968年にバクスター氏の研究チ―ムが行った実験では、検流計を装着した植物にある人物がほかの植物を踏みつけて“殺す”シーンを見せたのだが、この“殺人者”が近くに来ると、植物の電気的活動が急に高まることが判明した。つまりこの植物には“殺人者”がわかっているのだ。

■植物にも“脳”と“意識”があるのか
バクスター氏の研究はその後しばらくは広がりを見せなかったのだが、ニューヨーク植物園の研究者であるエリック・ブレナー氏をはじめとする国際的な合同研究チームが2006年に「Trends Plant Science」で発表した研究では、「植物神経生物学(plant neurobiology)」という研究分野が提案され、植物が環境から得た情報をどのように処理して最適に発達させ、繁栄させ、再現しているのかを探求している。
研究チームによれば、植物同士がシグナル伝達、コミュニケーションおよび応答システムによって統合されていることを指摘している。具体的には植物は電気信号を利用して、動物のニューロンに類似した化学物質を生成し、他の植物に応答できるという。これにより、植物が知能を示し、現在および将来の行動の両方に対して環境に反応していることを示唆している。
そして植物は進化し、嗅覚、味覚、視覚、触覚、聴覚などの人間のような能力を含む15~20の異なる感覚を持つようになったという。さらに我々の概念とは異なる“脳”さえ持っているということだ。
イタリア・フィレンツェの植物神経生物学の国際研究所を運営しているステファノ・マンクーゾ氏は、植物は我々とはまったく異なる方法で考え、ネットワークによる“分散インテリジェンス”を活用していると主張している。
彼らは環境から情報を収集し、生物全体にとって良い方法で反応するという。また彼らは3000の化学物質を駆使してお互いにコミュニケーションを図っているということだ。

盛り上がりを見せる新たな学問である植物神経生物学だが、そこに待ったをかける声もある。
米・カリフォルニア大学の植物学者リンカーン・タイズ氏は、植物が意識を持っている可能性は「事実上ゼロ」である、と学術ジャーナル「Trends in Plant Science」2019年8月号で発表した研究で記している。
そもそも植物は意識を必要としていないということだ。なぜなら、彼らの太陽指向のライフスタイルにおいて、意識を持つことはあまりにも多くの消費エネルギーが必要であるからだと説明している。そして世界各地で時折発生する山火事で、もし植物たちに意識があるとすれば到底耐えられないこの世の“地獄”になることを指摘している。
はたして植物に意識や感情があるのか、植物神経生物学の進展に期待すると共に、どうやら議論のほうはまだしばらく続きそうだ。
参考:「Big Think」ほか
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