「リアル下水道」に入れる激レアスポット『小平市ふれあい下水道館』に潜入!ワクワクの反面、恐怖もある面白さ… 村田らむ取材!
階段を降りていく。途中にはその深度の地中の土がどのようになっているかの展示や、どのような生物がいるかが展示もされていた。
地下1階は、教室のような施設だった。小学生などの課外授業で使用するようだ。スクリーンには、教育用のアニメが流されていた。
地下2階に降りると、いきなりかなりエキセントリックな空間が現れた。
風呂に入って遊ぶ白い子供、洋式便所に座り新聞を読む白い大人、蛇口をひねる白い手、が空中に作られている。ユーモアというかホラーというか、かなりシュールである。
たまたま訪れていた親子連れも、親子共に
「おおお!!」
と驚きの声を上げていた。
ただ展示内容はいたって真面目なものだった。お風呂や便所や洗面台からは塩ビパイプが伸びている。下水が流れて行く様子を立体的に表現したものだった。
模型とホログラフで、江戸時代、明治時代、現代の下水システムがどのようなものだったのかを解説している展示や、現代の下水処理システムがいかに高度で丁寧に水を処理しているのかを知ることができる半立体の展示もある。かなり面白く見ることができた。
そしてさらに降りて、地下3階では小平市の水環境などを紹介する展示だったが、急にチープな感じになった。2階で力尽きてしまったのかもしれない。
地下4階ではマンホールの蓋の拓本展の準備がされていた。準備中だったのだが、すでに展示はなされていて普通に見ることができた。拓本とは、石碑などに紙をあてて、墨などを使って文字や模様を写し取る技術のことだ。『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でインディが聖杯への道を記した盾に紙を当てて模様を写し取っていたアレである。
マンホールカードも流行っているから興味のある人も多いと思うし、とても面白い展示なのだが、いかんせん地味ではある。
しかしここまでの展示は前座なのだ。
なぜこの博物館が地下に進んでいるかと言えば、下水道のある深さまで降りるためである。逆に言うと、地下5階(地下25メートル)という深い場所を下水道は流れているんだと改めて知った。
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2024.10.02 20:00心霊「リアル下水道」に入れる激レアスポット『小平市ふれあい下水道館』に潜入!ワクワクの反面、恐怖もある面白さ… 村田らむ取材!のページです。東京、村田らむ、下水道、小平市ふれあい下水道館などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで