「リアル下水道」に入れる激レアスポット『小平市ふれあい下水道館』に潜入!ワクワクの反面、恐怖もある面白さ… 村田らむ取材!
地下5階の「ふれあい体験室」に入ると、もあっと湿度が上がったように感じた。
地下5階にも、展示物はある。マンホールを開けた中がどうなっているのか、塩ビやコンクリ製の筒はどのようなものなのかが実物で展示してある。
これは、これで興味深いのだが、部屋の中の小さい階段を降りた先にある「体験コーナー」が気になって仕方がない。
胸のドキドキをおさえながら、ゆっくりと進んで行く。エアカーテンを超えると、急に湿度が上がった。地下だから寒いと思っていたのだが、生暖かかい。
壁はコンクリートの打ちっぱなしで、設置してある機材もガチなものだった。
博物館のお飾りの内装から、現場のマジな内装に変わってワクワクする反面、恐怖も感じた。
実はこのパビリオン、すごく人が少ないのだ。地下2階で父子とすれ違って以外、誰とも会っていない。職員も誰一人もいないのだ。
一人で地下の施設を歩いているのは、ホラーゲームをやってるみたいでなかなか怖い。
ドアは潜水艦のハッチのような、丸いハンドルをクルクルと回して閉めるやたらと頑丈なものだった。
そのドアをくぐると、下水にかかる橋に出ることができる。下水道の太さは4.5メートルだ。丸い筒の中をゴウゴウという音を立てながら流れている。外は雨だったが、あまり水量は多くなかった。
水の色は茶色に近いモスグリーンだった。そしてかなり強い臭気を感じた。
実家でボットン便所を汲み上げている時の臭いに似ていた。陰湿な糞便の臭気と科学的な甘い臭気が混ざった臭いだ。
不快な臭いではあるのだが、懐かしいような温かいような気持ちにもなった。
下水道の中を気軽に眺められるチャンスなどまずないから、かなり楽しい。もちろん橋から降りることは禁止されている。でも下水道を進んでいく様子を見てみたかった。
下水道内をドローンを飛ばして、その様子をVRで見られる企画とかあったらめちゃくちゃ嬉しいのになあ、と思った。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「リアル下水道」に入れる激レアスポット『小平市ふれあい下水道館』に潜入!ワクワクの反面、恐怖もある面白さ… 村田らむ取材!のページです。東京、村田らむ、下水道、小平市ふれあい下水道館などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで