「愛犬にキス」しただけで四肢と顔面まで失った男が悲惨! 犬猫の“半数以上”が保持、凶悪すぎるバクテリアの正体は!?

「愛犬にキス」しただけで四肢と顔面まで失った男が悲惨! 犬猫の半数以上が保持、凶悪すぎるバクテリアの正体は!?の画像1
愛犬の唾液と自身の体質が原因で手足と顔の一部を失ったグレッグさん 「The Daily Mail」より引用

 アメリカの科学者らが先日、遺伝子の突然変異により、ペットの飼い主が犬や猫の唾液に対して特殊な反応を起こすケースがあると発表した。

 アメリカでは過去10年間で少なくとも6人が、カプノサイトファーガ・カニモルサスと呼ばれる珍しいバクテリアに対する深刻な反応を起こしていることがわかっている。このバクテリアは犬や猫が体内に普通に保有しており、動物にとって危険性はないが、人間が感染すると死に至る可能性もあるという。

 ウィスコンシン州に住むグレッグ・マントイフェルさん(49)はペットのピットブルに舐められたことが原因で、腕と脚、鼻の一部分、上唇まで失うこととなった。

 グレッグさんは2018年6月、発熱と吐き気、下痢を発症し、当初は風邪をひいたものと思っていた。しかし、次第に病状が悪化したため病院で血液検査を受けたところ、カプノサイトファーガ・カニモルサスに感染していることが判明した。

 14年に日本で行われた研究では、犬の69%と猫の54%がこのバクテリアを保有しているという結果が出ており、犬や猫にかまれたり舐められたりすることで、人間に感染することもあるという。

 ほとんどの人は感染してもなんの症状も出ないが、感染しやすい体内免疫システムを持つ人にとっては重い病気にかかる原因となることが、03年にフランスで行われた研究によりわかっている。

 グレッグさんにどのような持病があったかは不明だが、このバクテリアが原因で敗血症にかかり、鼻と両手、そして脚のひざから下が黒く変色してしまった。

「愛犬にキス」しただけで四肢と顔面まで失った男が悲惨! 犬猫の半数以上が保持、凶悪すぎるバクテリアの正体は!?の画像2
画像は「The Daily Mail」より引用

 20回以上に及ぶ手術を受け、グレッグさんは左右の腕のひじから下と、両足の中間を切断した。

 手術後は順調にリハビリをこなし、今では義手と義足を使った動きも急速に上達しているという。

 ちなみに、グレッグさんは退院後、自宅でピットブルに何かの拍子に引っかかれたり、口を舐められたりすることもあるが、体になんの問題も起こっていないという。

文=赤井倫太郎

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

「愛犬にキス」しただけで四肢と顔面まで失った男が悲惨! 犬猫の“半数以上”が保持、凶悪すぎるバクテリアの正体は!?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング11:35更新