謎の島・アセンション島からの電話を亜留間次郎が徹底解説! 相次ぐ次元上昇・ワン切りの裏側!
こうした高額なキックバック付き公衆電話は、離島や僻地や観光施設などにも設置されています。日本がバブルだったころ、ハワイやバリ島のような観光地で、ホテルの公衆電話の料金が道端の電話ボックスよりも異常に高いということがありました。ホテルが電話会社からのキックバックを狙い、観光客から電話代を巻き上げていたのです。最近は観光客の大半が携帯電話を持っているので、このような悪質なケースは消えました。
ここで重大な問題なのが、高額なキックバック付き公衆電話は合法な存在であり、元々は僻地や人が集まる施設内に公衆電話を設置する場合に必要な制度であるという点です。電話機の保守管理や電話機に投入された貨幣を回収して電話会社に収める仕事などをそこの管理人に委託し、代わりに電話料金の一部を支払うという契約が生まれたことによる制度であり、日本でも長年に渡って「委託公衆電話」(通称:赤電話)として、店などに毎月の利用実績に応じて算定した変動手数料を支払う仕組みがありました。なお、日本では通話料をNTTが決めていて、事業者が勝手に変えることはできません。
外国にも同様の利用実績に応じて算定した変動手数料を支払う仕組みがあるのですが、日本とは異なり、通話料金を任意に設定できる仕組みと、その電話にかかってきた通話料金からも手数料が支払われるというシステムが存在します。これは欧米をはじめ世界的な大手通信会社からローカル通信社まで普通に扱っているシステムであり、正式な会社などの法人であれば誰でも契約できるものです。
アメリカの通信事業の規制監督を行う連邦通信委員会(FCC)は、こうしたキックバック付き電話を規制しようとしていますが何度も失敗してしまい、規制できていません。
最近の報道で「捕まった例がない?」と言われていますが、やってることが合法なので罪に問えないというのが真相です。
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2024.10.02 20:00心霊謎の島・アセンション島からの電話を亜留間次郎が徹底解説! 相次ぐ次元上昇・ワン切りの裏側!のページです。ワン切り、アセンション島、キックバック、電話代などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで