謎の島・アセンション島からの電話を亜留間次郎が徹底解説! 相次ぐ次元上昇・ワン切りの裏側!
■今話題のアセンション島とは
国際ワン切りで現在話題のアセンション島がどんなところかというと、南米とアフリカの間の大西洋の真ん中にある小さな火山島で人口は非常に少ない小島です。イギリスの法律が適用されるイギリスの海外領土で、決して無法地帯ではありません。
昔は海底ケーブルの中継点だったのですが、今では直通になってしまい海底ケーブルはなくなりました。しかし、今も米軍とイギリス軍の基地があったり、無線通信の中継基地として通信会社が駐在しているために、絶海の孤島の割には通信インフラの整った場所です。今も軍の基地がありますが、島は基地関係者や通信社のエンジニア、駐在員、その他雑貨屋など、千人ちょっとの住民が細々と暮らしているだけです。
この島の電話番号は国番号247に市外局番2桁+電話番号4桁の構成です。ネットに上がっているワン切りの電話番号をざっと拾ってみたのですが、島にある人口約120人の村であるツーボーツ村の市外局番58からかけてきた電話番号が4070~4080の範囲と島で一番大きな町であるジョージタウンの市外局番84からかけてきた2001~2010の範囲のようです。
ワン切りをかけてきている業者は、おそらく全部で20台ぐらいの電話番号を契約しているのではないかと推測できます。
20XX~29XX番はアメリカ軍基地用に割り当てられていたのですが、アメリカ軍基地は現在別の番号帯を使っています。今まで契約数ゼロだったので、2001~2010番が新規契約されたと思われます。40XX~43XX番はツーボーツ村に割り当てられていますが、ここは人口120人程度なので、今までは4069番までしかなかったところに、4070~4080番が新規契約されたと思われます。
ワン切りではパソコンで自動的に電話をかけてすぐ切断しますが、短時間に連続して無差別に電話をかけるため、電話局の交換機の能力が低い地域でやると電話局がダウンします。
2002年7月に2回、大阪府や兵庫県などで昼間に大規模な通信障害が発生したことがありますが、原因は毎分3000回近い発信を繰り返すワン切り連射した人がいたからです。これって完全に電話会社に対する威力業務妨害な気がするのですが、違法性が無くて罪に問えませんでした。
アセンション島が選ばれた理由は、人口が少ないのにワン切り連射に耐えられるだけの電話交換設備が存在しているのと、電話代が高額な僻地でキックバック付き契約が可能だからではないかと思われます。昔の海底ケーブルの名残や、現在でも無線通信の重要な中継地点であることから、住民も電話機も少ないのにも関わらず、電話交換機はハイスペックなようです。
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2024.10.02 20:00心霊謎の島・アセンション島からの電話を亜留間次郎が徹底解説! 相次ぐ次元上昇・ワン切りの裏側!のページです。ワン切り、アセンション島、キックバック、電話代などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで