本物の鎧を着ることも可能! 外国人が喜ぶサムライ&忍者ミュージアムは日本人こそ体験すべし(村田らむ取材)
――B級スポット、樹海や禁断の土地、ホームレス取材を得意とするルポライター村田らむが寄稿!
大阪に出張があったついでに、京都に足を伸ばした。
京都は見たいモノがたくさんある都市だ。
二条城、清水寺、晴明神社といった歴史的な建造物もあるし、意外にもスラム街も多い。 なんかねえかな〜? と地図を眺めていると『KYOTO SAMURAI & NINJA MUSEUM』という施設を見つけた。京都の地図に、アルファベット表記は目立つ。
『京都侍忍者ミュージアム』なんだか分からないけど、面白そうだし行ってみることにした。
その施設は京都の寺町通りにあった。
豊臣秀吉の京都改造で寺が集められた通りである。キョロキョロ探しながら歩いていたら、にこやかなおばあさんに
「あら。本能寺はこっちよ!!」
となぜか本能寺へ行く道を教えられた。本能寺に行くつもりはなかったのだが、せっかくなのでお参りしといた。
ちなみに本能寺も豊臣秀吉によって移転された寺だ。もともと本能寺があった場所もそんなには遠くはなく、南西に1.7キロほど行った場所にある。ちなみに今は、特別養護老人ホームになっている。
寄り道しつつウロウロしていたら、階段に忍者が隠れているのを発見した。若者にも人気な寺町通りに、忍者ってすごい目立つ。
ビルには派手に、『KYOTO SAMURAI & NINJA MUSEUM』と書いてあった。
さっそく一階の受付に行ってみた。
忍者姿のお姉さんがいたのだが、すごいビックリしたような顔をされた。
「え、あ、あの、日本人の方ですよね? 展示には英語表記しかないのですが大丈夫ですか?」
と動揺を隠しきれないといった感じで説明された。聞いてみると日本人がほとんど来ることはないらしい。でも日本人だからってそんなにビックリしなくったって、とは思う。
入場料は1900円を払って中に入る。
博物館の入場料としてはちょっと高いかな? とその時は感じた。
「それでは着替えましょう!! サムライとニンジャ、どちらがいいですか?」
と明るく聞かれた。
お姉さんも調子を取り戻し、コンパニオン口調になっている。
ミュージアムと言うから展示物を見るだけなのかと思ったが、なんと自分が変身する所からはじめるのか。
サムライを選択してみる。上下を履いて、模造刀を脇にさして、なんとなくサムライなのか? というような形になった。
「しばらく館内を見学していてください」
と言われたので、サムライの格好のまま、プラプラとする。
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2024.10.02 20:00心霊本物の鎧を着ることも可能! 外国人が喜ぶサムライ&忍者ミュージアムは日本人こそ体験すべし(村田らむ取材)のページです。忍者、京都、村田らむ、侍、KYOTO SAMURAI & NINJA MUSEUMなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで