タイで13人が次々と幽霊に殺害される! 謎の「連続男性不審死事件」発生、妖怪“ピー”の仕業か!?
タイ北東部のとある村では今、どの家の前にも赤いTシャツがかけられているという。この村で、過去3カ月に13人もの死者が出ていることが理由だというが……。
・Fear Spreads of Widows Ghost in Northeastern Thailand (Chiang Rai Times)
タイのニュースメディア「Chiang Rai Times」の記事(1月19日付)によると、タイ東北部ナコーンラーチャシーマー県のバンターラン(Ban Tha Luang)村では今、恐るべき事態が進行中だという。この村ではわずか3カ月間に17〜60歳までの男性13人が立て続けに亡くなっているのだ。最新の死者は村人の60歳男性で、とても健康な人だったのにも関わらず、道路に意識を失って倒れているところを発見され、そのまま亡くなったということだ。
同じ村の中で健康な男性が次々と死んでいくとなれば、まずは感染症などが疑われるところであるが、この村では別のものが「原因」と恐れられている。それは「ピー・メイマイ(Phee Mae Mai)」と呼ばれる悪霊である。
タイの農村地帯では精霊、妖怪、幽霊などがまとめて「ピー」と呼ばれ、人々の生活を守る守護者として信仰される一方、ぞんざいに扱えば祟りを起こして人を呪う悪霊になると恐れられている。今回の事件では、夫に先立たれた女性の幽霊であるピー・メイマイが祟りを起こしていると考えられており、この悪霊が嫌う赤いTシャツが家の前に掲げられているというのだ。
オカルトサイト「Mysterious Universe」によると、タイの農村地帯では2018年にも同様の連続男性不審死事件が起きたといい、この時はある村の5人の男性が立て続けに亡くなった。この時も夫を亡くした女のピーが新しい夫を探して次々に若い男に取り憑いて命を奪ったと考えられ、村人たちは赤い女性ものの服を着せたカカシや男性器を模した人形などを家の前に飾った。さらに、男たちはピーに「見初められないように」、夜は女装して寝ていたとのことだ。
2018年の騒ぎはまもなく収束したとのことであるが、その後、男性5人の死因は感染症だった可能性が指摘されている。とはいえ、現地の医師たちには体調を悪くした村人が指示に従う限りはその土地の伝統文化を尊重する傾向があるといい、このような迷信に基づく行動がなくなる気配はないとのことである。
参考:「Chiang Rai Times」「Mysterious Universe」ほか
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2024.10.02 20:00心霊タイで13人が次々と幽霊に殺害される! 謎の「連続男性不審死事件」発生、妖怪“ピー”の仕業か!?のページです。タイ、幽霊、祟り、ピーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで