人間の体温が「170年間でどんどん下がり続けている」と判明! 大規模調査を実施… このままだと悲惨!?
2020.02.08 16:00
■低体温は病気にかかりやすい
研究チームは「過去200年で公衆衛生が劇的に改善し、医療の進歩に加え、エアコンなどで室温を快適にコントロールできる住環境が整い、体温の急激な上昇が減ったことも体温低下に寄与している」と結論づけている。
また、ヒトがウイルスや菌に感染すると、体内の免疫システムが活発化するが、このとき免疫細胞から産生されるタンパク質のサイトカインには体温を上昇させる働きがある。つまり、腸内細菌は人間の体温を維持する役目を果たしており、劣悪な衛生環境だった二昔前は人体各部に炎症があることで体温が若干高くなっていたと考えられるそうだ。
低体温は病気にかかりやすいといわれ、冬場は特に「温活」に励む女性が増えている。楽しみながらの地道な努力とはいえ、体温を1度上げるだけでも至難の業と聞く。汗をかくことが減り、快適な暮らしに慣れてしまうのも考えものなのかもしれない。
参考:「Popular Science」、「Science Alert」、ほか
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