新型コロナウイルスより高い致死率50%! 米で「ヘルペスB」に感染したサルが暴走中、人間に感染の恐れ!

 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、米フロリダ州ではアカゲザルが保有する恐ろしい感染症「Bウイルス」の脅威が高まっているという。英「Daily Star」(2月25日付)が報じた。

Herpes-riddled monkeys rampage as humans infected by ‘out of control’ macaques (Daily Star)

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画像は「Getty Images」より引用


 米フロリダ州のオーカラ国立森林公園にも近いシルバー川流域では、アカゲザルの大繁殖して暴れていることが大問題となっている。公園に遊びに来た家族を襲うだけでなく、非常に危険なウイルスを持っている可能性が高いからだ。

 懸念されているのはBウイルスやヘルペスB(正式名称はMacacine alphaherpesvirus 1)と呼ばれている病原性ウイルスの拡散だ。このウイルスはアカゲザルを自然宿主とし、サルには軽い水疱程度の症状しか出ないのだが、人間が感染した場合は脊髄や脳へと感染を広げ、重度の中枢神経感染症性疾患(Bウイルス病)を引き起こす。

 Bウイルスは感染したサルの体液に含まれ、噛まれたり引っかかれたりすると稀に感染する可能性がある。人間での感染例は過去に世界50例ほどしか確認されていないが、致死率は非常に高く、米国では過去100年に少なくとも21人が亡くなっている。アカゲザルの近縁種であるニホンザルもこのウイルスに感染することがわかっているが、日本国内での人間への感染事例は2019年11月に起きた鹿児島県の実験動物施設での一例のみだ。

 もともとアカゲザルはアフガニスタンからインド北部、中国南部に分布するサルで、フロリダ州には1930年代に持ち込まれたといわれている。シルバー川でジャングルクルーズというアトラクションを行なっていた興行師が6匹のアカゲザルを小島に放したが、あっという間に逃げ出し、現在では推定550〜600匹ほどの大きな群れになっているという。1984〜2012年には駆除も行われていたが、捕獲された1000匹ほどのサルが実験動物として売られていたことが判明し、動物愛護の観点から批判を受けて現在では中止されている。

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