新型コロナウイルス、HIVやエボラと類似した突然変異か!? 中国紙発表、今後不測の凶変も!?
世界各地で感染が拡大している新型コロナウイルスの新たな事実が発覚した。なんとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)のように変異をしているというのだ!
中国紙「South China Morning Post」(2月27日付)によると、これまで新型コロナウイルスはSARS(重症急性呼吸器症候群)コロナウイルスと同じメカニズムで人に感染すると予想されていたが、まったく異なっていたことが明らかになったという。
SARSはACE2と呼ばれるたんぱく質を利用して感染する。しかし、ACE2は健康な人体にさほど多く存在しないため、2002~2003年のアウトブレイク時には全世界で感染者8000人程度と感染者はそれほど多くなかった。
だが、現在流行中の新型コロナウイルスは全世界で感染者8万人を超え、SARSの感染者を圧倒している。なぜか? 実は新型コロナウイルスは突然変異を起こしていたのである。中国・南開大学のRuan Jishou教授らが、新型コロナウイルスの中にHIVに見られる変異を発見した。HIVやエボラウイルスは、ACE2ではなくフーリンと呼ばれるたんぱく質を利用して人体に感染するが、今回の新型コロナウイルスもそれと同じメカニズムを持っていたのだ。
「2019-nCoV(新型コロナウイルス)の場合、感染機構がSARSウイルスと決定的に異なることが示唆されました。新型コロナウイルスはHIVなどのウイルスと同じパッケージング機構を持っている可能性があります」(Ruan Jishou教授)
そして、新型コロナウイルスの感染方法はSARSのそれより100~1000倍も効率的とのことだ。これが新型コロナウイルスの爆発的感染拡大の理由である。この感染メカニズムはSARSだけでなく、MERS(中東呼吸器症候群)、Bat-CoVRaTG13といった類似のコロナウイルスも持っていないため、突然変異が起こったと見られている。
さらに、不測の突然変異はこれからも起こるかもしれない。新型コロナウイルスは過去数カ月で劇的に変化してきたからだ。当初、中国疾病対策予防センターは、新型コロナウイルスのヒトからヒトへの感染を否定していた。だが、すぐにヒトからヒトへの感染が確認され、世界中で爆発的に広まっている。現在のところ新型コロナウイルスの致死率は低く、一部基礎疾患を持つ人以外には致命的なウイルスではないとされているが、今後それもどうなるか分からない。
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2024.10.02 20:00心霊新型コロナウイルス、HIVやエボラと類似した突然変異か!? 中国紙発表、今後不測の凶変も!?のページです。エイズ、突然変異、HIV、AIDS、SARS、特効薬、新型肺炎、新型コロナウイルスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで