新型コロナウイルス、HIVやエボラと類似した突然変異か!? 中国紙発表、今後不測の凶変も!?
2020.02.28 19:00
とはいえ、感染メカニズムの変異が発見されたことで、治療方針が見えてきた。Ruan Jishou教授らによると、新型コロナウイルスが感染時に利用するたんぱく質フーリンを狙った薬剤で、感染を阻止することができるのではないかとのことだ。そうした薬剤には、HIV治療薬のインジナビル、テノホビル、ドルテグラビル、B型肝炎治療薬のテノホビル・アラフェナミド、C型肝炎治療薬のボセプレビルやテラプレビルがある。現場レベルではHIV治療薬が著効した例がいくつかあり、日本政府もHIV治療薬のカレトラ、エボラ出血熱治療薬のレムデシビル、インフルエンザ治療薬のアビガンを観察研究として使用開始している。現在、米製薬会社などが新型コロナウイルスを対象にしたレムデシビルの臨床試験を行っており、4月には結果が出る見込みだ。
東京オリンピックの開催延期も囁かれる中、果たして特効薬は見つかるのか……今後も注意深く見守っていきたい。
参考:「South China Morning Post」、ほか
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