【新型コロナ】もっとも感染するのは「手を噛まれる」ことだった! 最凶の攻撃「ヒト咬傷」
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■人間の歯は汚い
さて、野犬が絶滅に近く、ペットや野良猫が人を咬むことが少ない日本では、最も人間を咬む動物は人間です。老人介護をする人たちは、歯が丈夫な老人に噛み付かれると結構シャレにならない事態になることがあるので注意しましょう。
人間の歯は表面に雑多な細菌が繁殖しており、かなり汚い部分です。虫歯菌(ヒト口腔内細菌)の殺傷力は本人ではなく他人に対して発揮されます。ベトナム戦争ではブービートラップに傷を化膿させるため人や動物の糞尿を塗ったという話がありますが、人間に咬みつかれた場合でも、それぐらい恐ろしいダメージを負うのです。
さらに言えば、ヒト咬傷に狂犬病のようなワクチンは存在しません。咬みつきは雑多な細菌を体内に注入されてしまう恐ろしい攻撃なのです。
全ての格闘技で咬みつきが反則なのは、試合興行も道場経営も成り立たない格闘技になってしまうからです。
もし格闘技の試合中に咬みつき攻撃が行われた場合、咬まれた時ではなく、その後数日たってから苦痛が増大していき、放置すれば死にかねないような、全治1ヶ月以上の感染症にまで悪化します。最悪の事態になれば咬まれた選手は三ヶ月ぐらい試合に復帰できません。「咬みつきOK」の格闘技があったら、あっという間に選手の大半が病院送りになってしまい、試合も興行もできなくなります。
特に、弱者が強者に対する嫌がらせとして、「負けてもいいから病院送りにしてやる」と咬みついたりすることが可能だったら、格闘技として滅茶苦茶になってしまいます。
■喧嘩しても嘘はダメ
ヒト咬傷というと、「他人に咬まれる」というイメージが強いですが、他人を殴ったことが原因でヒト咬傷になる症例も多くあります。
「なぜ殴った方が?」と思うかもしれませんが、素手で歯が折れるほどの勢いで顔面を殴ると、高確率で歯が手に刺さり、殴った手の方が大ダメージを受けます。
もし殴られた相手の歯が欠けて、殴った人の手の中にその欠けた破片が入っていたら最悪です。歯の破片はHPを減らし続ける呪いのアイテムと化し、自分では外すこともできず、抗生物質を無効化させ症状を悪化させ続けます。
この呪いを解く方法は外科手術しかありません。
普通のレントゲン写真を撮れば歯の破片が写り、すぐに場所を特定できるので、手術自体は簡単に終わります。よっぽど変なところに入っていない限り日帰り手術OKなレベルですみます。
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2024.10.02 20:00心霊【新型コロナの感染】最もヤバイのは「手を噛まれる」ことだった! 最凶の攻撃「ヒト咬傷」を亜留間次郎が解説…骨が溶けた例も!のページです。動物、人間、歯、感染症、ヒト咬傷、病原体などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで