ロシアの最新鋭“絶対に撃墜できない”大型爆撃機が実戦配備へ! 第三次世界対戦が間近!?
ロシア国防省は、カザンの試験施設でテスト飛行する最初の「Tu-160M2」の映像を公開。飛行は34分間続き、搭載された新たなエンジン「Kuznetsov NK-32ジェットエンジン」で最大高度1500メートルまで上昇させた。
国防省のスポークスマンは、「最初の飛行では、更新されたシステムの必要なチェックが含まれていました」と述べている。
1987年に初めて実戦配備されたTu-160は、ギネスブックにも載っている世界最大、最速の重戦略爆撃機である。今回アップグレードされた新しいM2バージョンは、大幅に改善された兵装システム、航空電子工学、および防御対策を備え、あらゆる対空ミサイル攻撃の影響を受けないと主張されている。つまり“絶対に撃墜されない”というのだ。
■最大速度マッハ2.05で12基の核ミサイルを搭載
またこの新たなTu-160M2はレーダーの捕捉を逃れるハイテクのステルスコーティングが施されているという。また燃料の補給無しでも1万2000キロの飛行が可能で、ヨーロッパ各地はもちろんアメリカ全土を攻撃可能範囲に収めている。
“ブラックジャック”の40メートルもの巨大な翼は、離陸時と着陸時には揚力を得るために広がるが、上空で巡行態勢に入ると後方にスライドして短くなる。新たに搭載された4基のジェットエンジンは110トンの機体を最大速度マッハ2.05で運び、高度1万6000メートルまで上昇させる。
機体底部に設置された格納庫には最大45トンの兵器を収容できる。通常兵装は、空中から発射されてターゲットに向かって飛ぶ核弾頭搭載可能な空対地ミサイル「Kh-55」12基である。
またTu-160M2には、かつて安全上の理由で廃止された「Concordski」Tu-144超音速ジェットライナーの設計要素が組み込まれているということだ。
昨年、プーチン大統領はロシアの極東地域、つまりアラスカの近くに多くのTu-160M爆撃機(前モデル)を配備することでアメリカとの間の緊張を強めた。
プーチンはまた、内政において苦境に立たされていたニコラス・マドゥーロ大統領への支援を表明する意味でベネズエラに2機のTu-160を送り込んでいる。
来年から実戦配備される予定の新型のTu-160M2が、ロシアの軍事的優位性をますます強固にするものになることは間違いない。そして今後もロシアからどのような驚異的な新兵器が出現するのか注視せざるを得ない。
参考:「The Sun」ほか
文=仲田しんじ
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