新型コロナウイルス犠牲者の「肺」がやばいことに…画像で判明! 中国が3週間早く動いていれば95%の感染を阻止できた!?

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画像は「Daily Mail」より引用

■もし中国がもっと早く手を打っていたら……

 幸いなことに、イタリアで確認された最初の患者夫妻は周囲への感染を起こさなかった。しかし、イタリアでの感染拡大はこの夫妻以外にも多くのウイルス流入ルートがあったことを示しており、その詳細を解明することはすでに難しいだろう。

 今月16日付の英「Daily Mail」の記事によれば、もし中国があと3週間早く感染者隔離や検疫、移動制限といった措置を進めていたら、中国本土での感染のうち95%を防止できたかもしれないという。逆に、もし人の接触や移動を制限していなければ、中国本土の感染者数は最大67倍(760万人)にも達したと推定されている。

 つまり、中国の初期対応次第では、このパンデミックは起きていなかったかもしれないということだ。とはいえ、すでにパンデミックは始まってしまった。今できるのは感染の拡大をできるだけ止める対策だけである。

 コンピュータモデルを使った研究によれば、このウイルスの拡大を止めるためには、感染者の早期発見と隔離、そして社会的距離(外出の自粛や学校やイベントなど人が集まる場所・機会の制限)の方が有効だという。これらの制限に比べて旅行の制限は効果が低いというが、感染拡大の抑制には役立っているということだ。

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画像は「Getty Images」より引用

 問題は、このような対策をいつまで続けなければならないかだろう。研究者らは中国でも今後数カ月間は社会的距離を取る施策が必要だと推定している。現在、イタリア、フランス、米国の一部などで外出禁止令が出されているが、このような状況が長く続けば経済に与えるダメージも甚大なものになる。すでに各国で株価が大暴落を続けており、世界的な大不況が危惧されている。

 多くの予言が示しているように、2020年は滅びの年となってしまうのだろうか? 新型コロナウイルスがもたらす脅威はまだ始まったばかりである。

参考:「Daily Mail」「Science Direct」「Daily Mail」ほか

TOCANA編集部

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