ラブドール写真展に潜入！「この娘たちの表情を写真で表現したかった…」フワッとした柔らかさと優しさ溢れる作品

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　意外なのは、ケロロさんがラブドールを最初に連れて行ったのは、車のオフ会だったということだ。若い頃から車の整備士をやっていたので、車関係の友人が多かったという。

「子どもの頃は猫を拾ってきたりしていたんですよ。食べ物がなくてガリガリになって泣いているじゃないですか。そんなのがほっとけないんですよね。家に連れて帰って怒られたこともありました。大人になってからでも子どもがスズメとかつばめの子とかを拾ってくるじゃないですか。そういうのは（野生に）戻しても駄目じゃないですか。人間の匂いとかついちゃうんで。ある程度大きくなるまで自分の家で育てて、虫を一人で獲れるようになったら逃がしてあげるんですよ。自分の親父も小鳥が好きだったみたいですね。自分も世話をしたことがあります」（ケロロさん）

　ケロロさんは、今後も彼女たちを色々な所に連れて行きたいと話す。そして、写真展も開催していきたいという。心底、ラブドールという彼女たちを愛しているラブドール愛好家の活動は続く。

（※）ダイハツ工業が製造・販売する軽自動車。クーペ型オープンカー2人乗り。前輪駆動

文＝酒井透

酒井透

写真週刊誌「FOCUS」（新潮社／休刊中）編集部カメラマンを経て、現在、秘境・不思議スポット探検家／写真家として活動中。「FOCUS」時代には、逮捕直後の宮崎勤をスクープする。国内はもとより、これまでに50カ国あまりで取材活動を行っている。著書に『中国B級スポットおもしろ大全』（新潮社）、『未来世紀 軍艦島』（ミリオン出版）などがある。最新刊は、『軍艦島　池島　長崎世界遺産の旅』（筑摩書房／共著）。
Twitter：@toru_sakai

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