アハ体験はSEXのオーガズム時と似た脳信号が生じると判明!「高偏差値ほど性欲が強い」理論の裏付けに!?

 突然何かをひらめいたり新たなことに気づいたりした時、人は強烈な快感や喜びを覚える。このような「アハ体験」は脳を活性化させ創造性を高める効果があるとして、脳科学の分野でも以前から注目されているのだが、最近になって、その脳信号がオーガズムなどの快楽で生じるものと似ていることが判明した。ひらめきの喜びはオーガズムの快感と同じものだったのか? サイエンスメディア「Big Think」(4月18日付)が報じた。

Insightful ideas can trigger orgasmic brain signals, study finds (Big Think)

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画像は「Eurek Alert」より引用


 米ドレクセル大学心理学部の研究によると、ひらめきや気づきの瞬間、脳内では報酬系と呼ばれる領域が活性化し、喜びの脳信号が引き起こされる。このようなメカニズムは、オーガズムや美味しい食べ物を食べたり喉が渇いた時に水を飲んだりした際の快楽とも共通しているという。

 実験では、44人の被験者に脳波を測定しながら4、5文字の文字を並べ替えて単語を作るという簡単なパズル(例:tawer→water)を解いてもらい、突然のひらめきで問題が解けたのか、それとも論理的に考えて解いたのかを答えてもらった。すると、一部の人々では脳の報酬系で信号のバーストが起きており、これがアハ体験に伴う強い喜びの正体だと考えられる。

 この研究で興味深いのは、報酬系で起きる信号のバースト、つまりアハ体験の喜びを得やすかったのは「報酬への感受性」が高い人々だったという結果だ。報酬への感受性とは基本的な性格特性の一つで、報酬を失うことを防ぐことより、より多くを獲得しようとする意欲が高いことを意味する。つまり、報酬を獲得しようとする意欲の高い人々の方がアハ体験による脳信号のバーストを引き起こしやすいのである。

 また実験では、パズルで高得点を取った被験者の脳は、より強力なアハ体験のシグナルを出していたことがわかった。報酬系を司る眼窩前頭皮質で高周波のガンマ波が観測されたのである。逆に、報酬の感受性が低い人々は、何かに気づいたりひらめいたりしたことには気づいていても、快感などは一切感じていなかったという。

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