【未解決】セレブ金融ライターの“奇妙すぎる飛び降り自殺”事件! 謎の電話とメモ、消えた監視カメラ…

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リベラ(左)と彼の長年の友人であり雇用主のポーター・スタンズベリー 「The Sun」の記事より

■黒い疑惑

 リベラがカリフォルニアからボルチモアに引っ越してきたのは、長年の友人である投資会社「スタンズベリー・アンド・アソシエイツ」社の創設者ポーター・スタンズベリーから、金融ニュースレターを執筆する依頼を受けたからだった。しかしこの会社は、かつて米国証券取引委員会(SEC)から、「インターネットのニュースレターに虚偽の情報を流布することによる詐欺行為」で有罪判決を受けていた。

 リベラの頼まれた仕事は、投資家に購入するべき株について、そのニュースレターで助言することだった。妻アリソンはリベラの仕事は、会社の悪い評判を一掃することだったというが、リベラの仕事が会社のダークサイドに関わるものだったことは、容易に推測できる。

 そして最も奇妙なのは、リベラの「自殺」後の会社の対応だった。会社は、リベラの遺体が発見されてからわずか数時間後に、全従業員にリベラの死について警察に話すことを一切禁じる命令を出した。

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「Mysterious Universe」の記事より

 リベラが家を出る原因となった電話が、スタンズベリー・アンド・アソシエイツ社からのものだったことはわかっているが、誰がかけたかはこの緘口令により解明できなかった。リベラの長年の友人で会社の創設者のポーター・スタンズベリーも、当局からの事情聴取を拒否した。

 リベラはニュースレターで虚偽情報を流すことによって、投資会社の詐欺に加担した可能性が高い。そしてもしリベラが当局の聴取に応えたら、それは会社にとって一巻の終わりであったろう。現在、米国でこの事件はネットフリックスのエピソードとして取り上げられ、再び人々の注目を集めている。はたして事件の闇は暴かれるのだろうか。

参考:「Mysterious Universe」、「The Sun」、ほか

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文=三橋ココ

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