「4コマ後に死ぬ作業員」が続出、死に様のオンパレード…労働災害防止漫画がヤバすぎる! 村田らむの激推しマンガ!
それが分かりやすく証明されたのが、『100日後に死ぬワニ』だろう。
この漫画では、主人公が日に日に死に近づいて行く様子は描かれていない。基本的に、仲間たちと青春を謳歌する様子が描かれているだけだ。
もしタイトルに『100日後に死ぬ』と書かれていなかったら、絶対にここまでの人気は出なかっただろう。
「100日後に死ぬ」と分かっているから、ワニが何をしていても
「こいつめっちゃ楽しそうだけど、あと数週間後には死ぬんだ~」
「こいつ恋愛上手くいってるみたいだけど、若い身空で死んじゃうんだね~」
と思ってしまう。それが何とも言えず、面白いわけだ。この作品を、
「死を商売にしてる」
「不謹慎だ」
などと叩く人もいた。
例を上げるまでもなく、ものすごく多くの作品が死を商売にしている。
別に今更、この作品だけ叩くこともあるまい。『人の死』というのは、エンターテイメントとして楽しめる素材なのだ。楽しめるなら、楽しんだら良いだろう。
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と、このように“死亡フラグ”は楽しいものである。
そして今回紹介する『4コママンガで安全管理と労働災害防止の基本がよくわかる本』は、死亡フラグをとても手軽に楽しむことができる漫画なのだ。
絵のタッチは昭和っぽいが、ウケ狙いで昭和風に書いてあるのではない。著者の横山誠さんは昭和16年生まれなので、天然物の昭和テイストなのである。このタッチがまた、とても良いのである。
4コマ漫画で、土木現場ではどのような事故が起こるのかを説明するのが主旨である。
だから4コマ目では、必然的に事故が起きる。死亡事故も多い。まさに
『4コマ後に死ぬ作業員』
なのだ。
■轢死4コマ
例をあげると、1コマ目で、作業員が「トラクターショベルをここに停めておこう」と言いながら駐車する。この段階でおそらく、トラクターショベルによって死が引き起こされるだろうと予測する。
2コマ目で、作業員は「あっ前進してるすぐブレーキをかけなくちゃ」と慌てる。死のピタゴラスイッチ、ファイナル・デスティネーションが始まったぜーとワクワクする。
3コマ目で、作業員の足がアップになり、「間違えてアクセルペダルを踏んじゃった」と叫ぶ。
ええ!! そんな展開!! 間違える?? と驚き、4コマ目では作業員2人にトラクターショベルが突っ込む!! なんたるカタルシス!!
脳内ではベートーヴェンの第九がかかり、歓喜に包まれるのである。
オチは
『ダクト内を17メートル墜落』
『キャタピラに足が引っかかりブルドーザーに轢かれる』
『密閉された槽の中は微生物により酸素が欠乏しており酸欠で死亡』
などなど、バラエティに飛んだ死に様が用意されている。
■墜落死4コマ
■とんでもない轢死4コマ
■焼死4コマ
読んでいてワクワクハラハラが止まらないのである。
ぜひ皆さんにも、この漫画を読んで欲しいと思う。
こういう記事を書くと
「本来、作者が意図していない読み方をしている」
「人の死を楽しむなんて不謹慎だ」
なんて声が聞こえてきそうだ。
俺が自腹で買った漫画をどんな風に読もうが、俺の自由じゃ!! 殺すぞ!!
というわけで、また次回をお楽しみに!!
※漫画は、出版社の許可を得て掲載しています
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
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