【超必見】66年前、元祖「肝っ玉UFO母ちゃん」が英国の村に存在していた!

「Blue Blurry Lines」の記事より

 この一部始終を、2人の息子と一緒に目撃したという。その晩は、夫のトニーが帰宅するまで台所のテーブルの下でブルブル震えていたジェシー。

 不思議なことに、3日後の日曜日、今度はトニーが「屋根に登れば、“何か普通ではないもの”を見るだろう」という予感を持ったそうだ。そして実際、深夜2時半ごろ、屋根から夜空を見上げていると、南西の上空に飛行する葉巻型UFOを確認したのだった。円盤はゆっくりと近づき弧を描くように移動したが、やがて北の空の雲間へと消えていったという。以来、トニーは熱烈なUFOウォッチャーとなり、常に空の観察をするようになった。

 ジェシーの見たものはジョージ・アダムスキー型円盤で、機内にいたのはエイリアン。トニーが見たものは、おそらくマザーシップだったのではという専門家の意見を聞いたのは、ずっと後になってからだった。

 

■長寿とUFOの関係

 未確認飛行物体に関する情報がほとんどなかった70年ほど前、片田舎に住む素朴な主婦がUFOとの遭遇をカミングアウトしたことは、相当の勇気だったと思う。

 村人からは「幻覚」、「アタマがおかしくなった」と、白い目で見られることもあったらしい。だが、ジェシーの描いたUFOのイラストが地元紙「Express and Star」に掲載されて以降は、少しずつUFOについての認識も浸透していったという。

「Blue Blurry Lines」の記事より

 晩年は穏やかな余生を送ったジェシーだったが、唯一、健康面で困ったことがあったという。血液検査でリンパ球数が少ないと言われていたのだ。

「血液学者には『クレイジーに聞こえるかもしれないが、この数値は大量被曝の経験を示している』って言われたのよ。だから週2回鉄剤注射をしてるけど、自分の適量がわかるほどにまでなって……結構身体がキツいわ」(ジェシー・ローステンバーグ)

 とはいえ、ジェシーが2017年5月12日に亡くなったときは90歳を過ぎていた。長寿とUFOの間にどんな因果関係があるか不明だが、彼女が出会った空飛ぶ円盤は、友好的な存在であったことは間違いないようだ。

参考:「Mysterious Universe」、「Blue Blurry Lines」ほか

文=佐藤Kay

文=佐藤Kay

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