「モンサント・グリホサート禁止」西アフリカも決定! 日本は未だ販売…英博士「群を抜いて最も有毒」
「ラウンドアップ」は、ベトナム戦争で使われた枯葉剤を作ったモンサント社が、除草剤として売り出したもので、グリホサートを主成分としている。この「ラウンドアップ(ドイツ製薬大手バイエル)」は、世界中で健康被害を引き起こし、数々の訴訟が起きている――。
■西アフリカ・トーゴがグリホサート禁止を決定
そしてついに西アフリカに位置するトーゴも、2年間の政治的議論の後、「有毒化学農薬であるグリホサートおよびそれを含むその他の製品の輸入、販売、使用」禁止を決定した。
「ラウンドアップ」の主原料グリホサートは、使用した農家は作物を殺さずに「安全に」雑草や害虫を殺せるというのがうたい文句であった。
しかし大きな問題は、雑草を枯らすだけでなく、農産物を口にする消費者にがんなどの健康被害を引き起こし、栽培されている土地や土壌にも有毒であることだ。グリホサートについては、多くの研究があり、がん、肝疾患、自閉症、先天性欠損症、脳損傷などとの関連が報告されている。
英ロンドン・キングス・カレッジのロビン・メネージ博士は、分子遺伝学部の研究員で、数々の学術誌に論文を寄稿している。そのメネージ博士は、「Biomed Research International」誌に発表した論文で、こう述べている。
「ラウンドアップは最も安全な殺虫剤の1つであると一般に考えられている。しかし実際、ラウンドアップはテストされた除草剤と殺虫剤の中で群を抜いて最も有毒であった。科学的事実と、ビジネス上の主張の間にあるこの矛盾は、莫大な経済的利益に起因している可能性があります」(ロビン・メネージ博士)
■世界では20カ国がグリホサート禁止、日本は?
現在、グリホサートの健康への懸念に関する意識が高まるにつれ、世界で20カ国が、グリホサート禁止を決めた。
これらの国は、アフリカではマラウイとトーゴ。アジアでは、タイ、ベトナム、スリランカ、オマーン、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタール。中央アメリカでは、バミューダ、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、コスタリカ。ヨーロッパではオーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、イタリア、オランダである。
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