暗闇を歩くことは、なぜ魂に良いのか!? 理由が判明… 今後注目の「ナイトウォーク」すでに海外では実践している!

 しかし、北欧など冬の間に長い夜が続く地域では、住民は夏を切望することよりも、暗闇を受け入れることに頭を切り替える。冬の数カ月間、陽の目を見ることのない北極圏や北欧での暮らしだが、たとえばノルウェー人は当たり前のように頭にヘッドランプをつけて自然を散策しているという。

 そして現在の“コロナ禍”の中、人が少ない夜間になるべく人とは会わずに自然を散策することは、心身の健康を保つためにも注目されるべきアウトドア・アクティビティであるということだ。

 身の安全のための準備と装備を怠らないようにしたいが、何かとストレスの多いコロナ禍の暮らしにあって、夜の散策を楽しんでみてもいいのかもしれない。

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「The Guardian」の記事より

■明るくなくとも均一に照らされた街灯に安心感

 都会に住む者にとって自然散策はそう簡単にできるものではないが、それでも夜間は繁華街を除けば日中よりも人通りはめっきり減ってくるので、実は散歩には適しているとも言える。

 しかし、街中での夜の散歩で懸念されるのは身の安全についてであろう。そこで散歩コースの街灯の状況を考慮する必要が生じてくるが、街灯が多く明るいほど夜の路上での犯罪率が減るかといえば、これまでの研究では単純にそうとも決めつけられないようである。

 街灯の多さが地域の犯罪率に影響を与える場合もあれば、直接の関係がないケースもあるということだが、1つだけ確かなのは、街灯が明るいほど夜間の歩行者はより安心感を抱くことができるという点だ。明るい街灯は、地域住民の夜間の歩行距離を伸ばし、夜間に出歩く人を増やすとともに、社会的孤立を減らし、心身の健康を改善し、コミュニティのプライドを高めるということだ。

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