暗闇を歩くことは、なぜ魂に良いのか!? 理由が判明… 今後注目の「ナイトウォーク」すでに海外では実践している!

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画像は「Unsplash」より

 イギリス・シェフィールド大学の研究チームが2018年5月に学術誌「Lighting Research & Technology」で発表した論文では、夜間と日中の住宅街において人々が抱く安心感の違いが調査されている。

 実験参加者はシェフィールドのいくつかの街路を日中と夜間に歩き、歩行時の安全性をそれぞれ評価した。回答を分析した結果、ある意味で予想通りであるが、日中と夜の明るさのギャップが少ない通り、つまり街灯が明るい通りほど安全性が高く評価された。

 街灯の照明の状態についても詳しく検証され、通りごとの平均照度(街路表面に当たる光の量)と均一性(照明がどれだけ均一に広がっているか)のデータも参照された。分析の結果は興味深く、明るくとも明暗にむらがある通りよりも、たとえそれほどの光量がなかったにしても、なるべく道路がまんべんなく均一に照らされている通りのほうが安全性が高いと感じられる傾向も浮き彫りになったのだ。

 最近は街灯も順次LEDに換装され、低コストで夜も明るい通りができていることに加え、監視カメラも随所に設置され犯罪抑止に大きな効力を発揮している。もちろん身の安全への配慮は欠かすことはできないが、少なくともこれまで以上に“夜の散歩”が楽しみやすくなっていると言えそうだ。

参考:「The Guardian」、「City Monitor」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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