ツタンカーメンの呪いだけじゃない! 2500年の“呪い”を封印するエジプトミイラの正体判明!
■貴重な考古学的発見が続く
そもそも、ミイラの墓に危険な病原体が生息するのではという疑念は、考古学者ハワード・カーターが1922年にツタンカーメン王の墓を発掘したときから始まった。
ご存じの方も多いと思うが、カーター率いる探検隊のメンバーで、スポンサー的立場にあったジョージ・ハーバートは、ツタンカーメン王の埋葬室を開けた6週間後に、奇しくも突然の死を遂げた。一部の研究者たちの間では、ハーバートは墓で有毒なカビに感染し、それが原因で命を落とした――と、まことしやかに囁かれるようになったそうだ。
しかしながら、さらなる調査の結果、ハーバートは感染蚊に頬を刺されて、菌血症で死亡したことが判明した。なにより、ツタンカーメン王の墓には“呪いがゼロ”だったのだから。
なお、考古学者のカーターは「ミイラの呪い」説をナンセンスと一笑に付したそうだ。彼自身は、世紀の発見から20年以上生き、64歳で亡くなった。
サッカラ遺跡では、長年発掘作業が行われていても、なしのつぶてだったが、今では「ここ掘れワンワン状態」で、次から次へと貴重な考古学的発見が続いているそうだ。2500年の悠久の彼方から目覚めたミイラたちが、現代人に何を語ってくれるのか大いに期待したい。
参考:「Science Alert」、「Business Insider」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ツタンカーメンの呪いだけじゃない! 2500年の“呪い”を封印するエジプトミイラの正体判明!のページです。呪い、ミイラ、古代エジプト、考古学、佐藤Kay、発掘、サッカラ遺跡などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで