【警告】3月22日、直径1.7kmの超巨大な小惑星が地球衝突で世界滅亡か!? 人類には成す術なし、NASAも「潜在的に危険」
今年3月21日、米NASAが「潜在的に危険」と分類した巨大な小惑星が地球に接近するという。英「Daily Mail」(2月11日付)ほか、複数メディアが報じている。
3月に地球に再接近するのは、2001年に発見された小惑星「231937 (2001 FO32)」である。2.22年ごとに太陽を周回しており、直径は0.8〜1.7キロほどと今年地球に接近する小惑星のうち最大の大きさで、アラブ首長国連邦のドバイにある世界一高い高層ビル、ブルジュ・ハリファの二倍以上のサイズとなる。NASAによれば、日本時間2021年3月22日(21日深夜)1時3分、地球から200万キロ以内(月と地球の距離のおよそ5倍)のところを時速12万キロほどの速さで通過するという。場所によっては日没直後の南の空に口径20センチほどの天体望遠鏡を向ければ観察できるかもしれないとのことだ。
ちなみに、トカナに以前登場した東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻の杉田精司教授(比較惑星学)によると、2013年にロシア・チェリャビンスクに落下し、多数の人々を負傷させた小惑星は直径20メートルほどだったと考えられており、これがもし直径50メートルだとしたらエネルギーの大きさは一桁も大きくなり、とてつもない被害をもたらしたはずだという。そして今回の小惑星は直径1.7キロと、恐竜を滅亡させたとされる小惑星の推定(直径10~15キロ)の10分の1ほどの直径とはいえ、万が一にでも地球に衝突すれば(落下地点によっては)数カ国が滅ぶほどのインパクトをもたらすことになるのではないか。NASAは「地球衝突を恐れる必要はない」などとたかをくくっているが、科学者の“想定外”が起きることは我々日本人は東日本大震災で経験済みだ。 警戒するに越したことはない。
NASAでは、直径140メートル以上の小惑星の軌道が地球と交差する距離が750万キロ以下である場合、その小惑星を「潜在的に危険な小惑星」としている。231937 (2001 FO32)もそんな小惑星の一つであり、潜在的に危険な天体の接近から地球を守るために設立されたNASAの惑星防衛調整局(PDCO)によって継続的に監視されている。
科学ニュースサイト「Live Science」の記事によれば、今後100年で地球に重大なリスクをもたらす既知の小惑星は存在しないという。ただし、2185年には地球に衝突する確率が0.2%の小惑星が接近する。
現在のところ、観測によってもし小惑星が地球に衝突すると判明したところで、人類になす術はない。PDCOでは、宇宙船の重力を利用して小惑星の軌道をゆっくりと地球からそらす方法が検討されているという。いつか人類は近づいてくる小惑星に怯えなくても済むようになるのだろうか。
参考:「Daily Mail」、「Live Science」、ほか
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