【二ビル】「プラネットナインは存在しない」学者らが暴論発表! 観測データが超足りないのに… 2023年新天文台で発見か!

 太陽を周回する9番目の惑星“プラネットナイン”が特定される日は近いのか――。最新の研究によれば、第9惑星が存在しない可能性が高まったということだが……。

■プラネットナインは“幻”?

 例外的な軌道を描いて太陽の周りを公転し、それが故に突如として太陽や地球に近づく9番目の惑星、プラネットナインは存在するのか。

 米ミシガン大学をはじめとする合同研究チームが先日に研究論文アーカイブ「arXiv.org」で公開した論文によれば、太陽系の外縁を例外的な軌道で公転するプラネットナインが存在するという主張は「幻想である可能性がある」と報告している。

 太陽系に9番目の惑星が存在しているというプラネットナイン理論は、2016年にカリフォルニア工科大学の天文学者が海王星の軌道内外のオブジェクトの奇妙なクラスターを、太陽系外縁部にある大きな惑星と関連付けたことで注目を集めて今日に至っている。一部の専門家からは、このプラネットナインこそが地球に衝突する可能性のある謎の惑星“ニビル”、あるいは“プラネットX”でないかと指摘する声も上がっている。

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「Daily Mail」の記事より

 プラネットナインと呼ばれるこの惑星は、一説では地球の最大10倍の質量を持ち、太陽から地球の距離の400倍(400AU)離れているともいわれているが、これまでのところ確たる証拠は得られていない。

 研究チームは今回、長い間理論化されているきわめて地球に似ている“スーパーアース”タイプの惑星の証拠を探すために、 遠く離れた太陽系外縁天体(extreme trans-Neptunian object、ETNO) を調査した3つの研究結果をメタ分析したところ、プラネットナインが存在する証拠を発見できなかったと報告している。そしてこの結果は、調査対象が母集団を正しく代表できていないときに起こる偏りである「選択バイアス(selection bias)」であると示唆しているのだ。

 物理学者のケビン・ネイピア氏が率いる研究チームは以前の調査と基準をベースとして使用し、太陽系小天体のモデル母集団に基づく検出をシミュレートする「調査シミュレーター」を作成した。これにより、チームは以前の調査にバイアスを考慮に入れたより正確なETNOの母集団マップを作成したのである。

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「Daily Mail」の記事より

 こうしてETNOの大規模な集団をシミュレートし、調査で見逃されるオブジェクトの数と、軌道がわかっているオブジェクトを検証したのだが、研究チームによれば統計的にこれらのETNOの観測はランダムに方向付けられた軌道を持つオブジェクトの、より大きな集団のものと一致するものであったことだ。したがって、実際にはETNOが太陽の周りに均一に分布している可能性があり、例外的な軌道を描いて周回するプラネットナインの存在は“幻想”であると今のところは結論づけられたのだ。

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