「プラネットナインは存在しない」学者らが暴論発表! 観測データが超足りないのに… 2023年新天文台で発見か!
■ヴェラ・ルービン天文台の本格運用後に期待
プラネットナインの存在が「選択バイアス」による“幻想”であるというのはかなり残念な話ではあるが、そもそもこれまでにETNOは数十しか特定されいないことから圧倒的に観測情報が不足していることも事実で、太陽系の第9惑星が存在しないと言い切ることはまったくできない。
ネイピア氏によれば、カイパーベルト天体の1つである準惑星(候補)・セドナのようなETNOの存在は、奇妙な軌道で周回する大きな惑星の存在を示唆している可能性があるため、いずれにしても現状ではプラネットナインの存在を肯定することも否定することもできないということだ。
ともあれ今後必要とされているのは、より多くの観測データを収集することに尽きる。これらの例外的なオブジェクトをさらに多く見つけて、それらの軌道がどのようなものかを確認する必要があるのだ。
朗報であるのは、チリに建設され2023年から本格的なサーベイ観測を開始する予定であるヴェラ・ルービン天文台(大型シノプティック・サーベイ望遠鏡)の存在である。ヴェラ・ルービン天文台の運用開始によってこれまでには得られなかった観測データが今後は大量にもたらされることになる。
そしてプラネットナインがすぐには見つからなかったにせよ、収集した大量のデータはさまざまな研究に応用が可能であり、天文学上のほかの重要な発見につながる可能性も十分にある。
プラネットナインの探索は広い意味で太陽系の歴史を探ることでもあり、我々の地球の成り立ちをもっと深く知ろうとするものでもある。謎のプラネットナインについて近い将来、特にヴェラ・ルービン天文台の本格運用後には驚きの研究報告がもたらされたとしても、まったく不思議なことではない。
参考:「Daily Mail」、「SYFY WIRE」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「プラネットナインは存在しない」学者らが暴論発表! 観測データが超足りないのに… 2023年新天文台で発見か!のページです。太陽系外縁天体、Planet x、天文学、プラネットナイン、第9惑星、ヴェラ・ルービン天文台、2023年などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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