「抗うつ薬が効果的だという証拠はない」UCLA有名教授が告発
「抗うつ薬が効果的だという証拠はない。大手製薬会社が…」UCLA有名教授が精神医療の“深すぎる闇”をガチ告発!
巨額のマネーが動く医療業界だが、その中でも精神医療で処方される抗うつ薬(抗うつ剤)の処方率は先進各国で年々増加しているというから気がかりだ。そんな中、著名な医療専門家からのショッキングな警告が注目を集めている。長期的な観点から見ると、抗うつ薬が効果を発揮している証拠は何もないというのだ。
■コーヘン教授「抗うつ薬が長期的に機能するという証拠がない」
米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のラスキン公共政策大学院の教授兼研究開発担当副学部長であるデイビッド・コーヘン教授は、向精神薬の副作用と離脱症状に関する研究を長年にわたり行っており、向精神薬(処方薬、認可薬、違法薬)と、言語、政策、態度、社会的相互作用を通じて構築された社会文化的現象としての向精神薬の望ましい効果と望ましくない効果に焦点を当てた取り組みに携わっている。
そのコーヘン教授から警告が発せられた。コーヘン教授は抗うつ薬が長期的に機能するという証拠がないことに言及し、長期的な研究が不足している原因として、大手製薬会社と政治の関係を指摘しているのだ。

精神医療の闇を描いたドキュメンタリー映画『Medicating Normal』の中でコーヘン教授は抗うつ薬が患者の気分をきわめて短期間の間に高めるメカニズムを解説し、製薬会社が抗うつ薬の長期研究ではなく短期研究のみを実施している理由を説明している。
「Journal of Clinical Epidemiology」に2015年9月に発表された研究では、抗うつ薬に関する185の研究を分析し、その3分の1が製薬業界の従業員によって書かれ、研究のほぼ80%が業界と関係があることが報告されている。

また、デンマーク・コペンハーゲンの「Nordic Cochrane Center」の研究者が2016年1月に「British Medical Journal」に発表した研究によると、製薬会社は治験の結果に関するすべての情報を開示していないことが突き止められている。研究者らは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とセロトニンおよびノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)の70の異なる二重盲検プラセボ対照試験の文書を調べ、臨床研究報告書の重大な危害の全容が報告されていないことをあぶり出している。
「抗うつ薬が効果的であるという十分な証拠は本当にありません。一方で、抗うつ薬が有害である可能性があるという証拠が増えています。ですから私たちはそれらの処方の増加傾向を止める必要があるのです」(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの精神科医兼研究者、ジョアンナ・モンクリフ氏)
このように各種の研究によって、抗うつ薬の効果に疑問があることや、むしろ健康に害を及ぼす可能性が指摘されているのである。
■見過ごせない精神医療の闇深さ
「そして、科学的な空白があるところでは、製薬会社はマーケティングメッセージを挿入してそれを科学と呼んで喜んでいます。その結果、精神医学は、利益のために科学を法外に操作するための実験場になりました」(米タフツ大学医学部精神科、ダニエル・J・カーラット医学博士)
アメリカ心理学会誌の「Prevention and Treatment」で2002年に発表された記事は、抗うつ薬の有効性の欠如について説明している。抗うつ薬に関する研究の大部分は、実際には薬物とプラセボの間に有意差を見いだしていないというのだ。そして、このような否定的な研究結果は公表されておらず、研究者はデータをレビューするためにアメリカ食品医薬品局(FDA)に文書へのアクセスを要求しなければならなかったのである。
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