「遺伝子組み換え蚊」大量放出計画がフロリダで今週中に実行! 14万4千匹のGM蚊「もはやバイオテロ、人体実験、重大な脅威…」

画像は「Daily Mail」より


 先日トカナでもお伝えした遺伝子組み換え蚊(GM蚊)が、今週中に米フロリダ州で解き放たれる。地元住民からは「テロリズムだ」との声も上がっており、反発が強まっている。

 英紙「Daily Mail」(4月27日付)によると、フロリダ州民は、フロリダ・キーズ蚊コントロール地区(FKMCD)によるテロの対象になっているとして、米国環境保護庁(EPA)に実験を中止するよう求めているという。フロリダ・キーズ環境連合のバリー・レイ氏は、「ここフロリダの人々は、遺伝子操作された蚊や人体実験をすることに同意していない」と述べている。

 実験は今週から開始され、第一段階では12週間かけて最大14万4千匹のGM蚊が放たれる。最終的には最大10億匹が放たれる予定だという。

 遺伝子組み換えされた大量の蚊を放つ理由は、伝染病予防にある。イギリスに拠点を置くバイオテクノロジー企業「オキシテック(Oxitec)」が開発したGM蚊は、子孫のメスだけを短命にするように遺伝子が改変されている、このGM蚊のオスを自然環境に放ち、野生のメスの蚊と交尾させることで、そのメスの子どもの蚊を短命にして、産卵期の前に消滅させる。一方、GM蚊から生まれたオスの蚊は短命ではないので、さらに交尾をすることでこの組み替えられた遺伝子を後世に伝えることができる。こうしてメスが減ることを契機に、一帯の蚊の総数が徐々に減っていく仕組みである。デング熱やジカ熱などの危険な感染症を媒介する蚊を減らすことがその目的だ。

画像は「Daily Mail」より

 3月には、独立した専門家パネルが、GM蚊は該当地域の繊細な生態系や人間集団にも重大な脅威を与える可能性があると証言しているが、オキシテック社はブラジルで行なった試験では病気の感染率を下げる効果があったと述べ、その安全性に関する膨大な研究資料を提示している。

 とはいえ、「損害がより深刻で取り返しのつかないことになるまで問題に気づかない」(レイ氏)可能性もあり、十分な予備試験もされていないGM蚊の大量放出は住民を不安に陥れている。

参考:「Daily Mail」、ほか

TOCANA編集部

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