『クレイジージャーニー』復活、身体改造、チップ埋め込み…! 世界のカウンターカルチャーを追い続ける男・ケロッピー前田の謎に迫る!

◾️2018年5月30日放送『超最先端の「身体改造」とは?SF的活用法を一挙公開!』マグネティックインプラント@アメリカ・ピッツバーグ/カナダ・バンクーバー

――マイクロチップはわかるんですよ。将来、家の鍵もいらなくなって、チップで電車も乗れれば便利ですから。でも、磁石を埋め込んだのは何のためなんですか?

ケロッピー 「『磁場を感じる』という感覚は普通の人間にはない全く新しい感覚なんです。自分も実際に埋め込むまではどういう感じなのかよくわかりませんでした。具体的には、電磁場があると、埋め込んだ磁石が小刻みにブルブルと振動するというもので、非常にはっきりわかります」

――ボディハッキングの国際会議のあとには、ピッツバーグやバンクーバーにも行かれてますね。

ケロッピー 「ピッツバーグでは、ボディハッキングの最重要人物ティム・キャノンの実験室に行きました。2013年、彼は体温などの身体情報を体外に送信する機器『サーカディア』を開発し、自らの身体に埋め込んだんです。そして、2015年にはLEDで発光する埋め込み機器『ノーススター』を開発して、再び大きな話題となりました」

――サイボーグ仲間たちの結束みたいなものってあるんですか?

ケロッピー 「すごくあるね。もともとの身体改造系の人たちもそうだけど、カウンターカルチャーの担い手たちは皆、結束は固いです。その仲間に入れてもらうことで、いろいろと教えてもらっているわけだけど」

――彼が目指している未来とはどんなものでしょうか?

ケロッピー 「人間と機械が融合したサイボーグになりたいでしょう。それは明らかに人工知能に支配される未来に対抗するカウンターじゃないですか。そして、彼らがイメージするサイボーグは、半分がロボットみたいな機械人間じゃなく、脳とコンピューターが接続されているようなことなんだよね」

――おおおっ、これからどうなるのか想像しただけでもくらくらします。なんか、次の時代が来ていますね!

 

◾️2018年11月7日放送『恐怖と衝撃「身体改造の旅」第3弾!ケロッピー前田と改造人間界の四天王に対面!』コンセプトトランスフォーメーション @スペイン・マラガ/メキシコ・グアダラハラ

――言葉がちょっと難しいんです。コンセプトというのは元になるアイディアのこと。トランスフォーメーションっていうのは、変身ですよね。

ケロッピー「そうそう。重要なポイントは、全身を改造するなら、その場の思いつきであれこれ改造していくんじゃなく、最初に『こういうものになりたい』という具体的な目標みたいなものを決めておくといいということ。そのアイディアを実現するためにいろいろと試行錯誤していくうちに、まったく新しい改造が生まれてきたりもするわけだから」

――なるほど。「身体改造四天王」ということで4人のコンセプトトランスフォーメーションの実践者を追っていました。

ケロッピー「一人目は、皆さんお馴染みのロルフさん。彼は現在、世界最多の身体改造およびピアスの男性のギネス記録保持者です。『ギネス世界記録2019』によれば、現在の全身の総ピアス数は481個(それを含めた身体改造総数は516個)に達しています」※2020年も記録を保持!

――もう一人は女性の方ですよね。

ケロッピー「コンセプトトランスフォーメーションの女王こと、マリア・ホセ・クリスターナさん。彼女に会うために、メキシコのグアダラハラを訪れた旅は、いろんな意味で大収穫でした」

――アイボールタトゥーが格好良かったです。

ケロッピー「彼女は自分がメキシコで一番最初にアイボールタトゥーを実践したと言ってました。頭のインプラントはティアラ(冠)のようで、両腕にもインプラント、頭部も含めた全身タトゥー、さらに歯は牙の形状のものに付け替え、スプリットタンで舌も真っ二つでした。彼女のコンセプトは、アステカ文明におけるジャガーだそうです。動物のジャガーじゃなく、古代文明における誇り高き戦士、神の化身、強さの象徴としてのジャガーです」

――メキシコで身体改造が盛んだというのは初めて知りました。

ケロッピー「ゼロ年代以降、中南米ではメキシコを中心に身体改造が大きなブームとなっています。その理由は、マヤ、アステカといった古代文明の時代から身体改造が盛んであったことがあります。西洋人の植民地にされ、先祖伝来の身体改造文化を奪われた過去があることから、そのようなカルチャーを現在の自分たちの身体に取り戻そうという気持ちが強いと言われています」

――確かに盛りだくさんですね。ところで「身体改造四天王」に話を戻すと、妖精ロルフさん、女王マリアときて、残りの2人は?

ケロッピー「身体改造界のマッドサイエンティストと呼ばれるエミリオ・ゴンザレスと、彼の作品であるレッドスカルです。エミリオは、ベネスエラ出身の身体改造アーティストで、彼自身も改造人間として、インプラントやスプリットタンを施し、顔面タトゥーも強烈でした。でも、僕らが最もびっくりさせられたのは」

――あっ、おへそ。

ケロッピー「そう、おへそがないですよ。彼のおへその完全切除は、18年前、彼が世界で初めてセルフで実践したものなんです。実は、彼はスペインの大学で4年間医学を学んでいました。母親の病気で故郷のベネズエラに戻ったあとは、顔面タトゥーを理由にベネズエラの大学の医学部に編入することは叶わなかったんですが、身体改造アーティストになったというわけです」

――エミリオさんが手掛ける改造は想像を絶します。

ケロッピー「エミリオの登場によって、中南米の身体改造シーンが大いに盛り上がったことは疑いの余地はないですね。そして、エミリオさんの作品として有名なのが、レッドスカルです。2013年に最初にアイボールタトゥーを入れ、その後に額のインプラントをするとほどなくして鼻を切除し、顔面全体を赤いタトゥーで覆い始めました。ほんの1年程度でレッドスカルへと変身を遂げ、最も過激な改造人間として世界を震撼させました」

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