「金星人はいない、しかし木星人はいる可能性」有名教授のガチ結論! 学者も“完全に予想外”だった研究結果が発表される!

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 金星は太陽系内でも地球外生命体が存在する可能性が特に高い惑星と考えられてきたが、最新の研究によると、どうやらそれは違っていたようだ。今年6月に専門誌「nature astronomy」に掲載された論文が、「金星に生命はいないが木星には存在する可能性がある」と主張し、話題となっている。英「Daily Mail」(6月28日付)が報じた。

Hopes of finding life on Venus are DASHED as study finds the planet’s clouds don’t contain enough water to sustain aliens – but scientists say JUPITER could potentially be habitable (Daily Mail)

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画像は「Wikipedia」より引用

 金星は地球とほぼ同じ大きさながら、表面温度は464℃、気圧は地球の92倍という生物にとっては過酷な環境である。しかし、この惑星に生命がいるという考えは古くから根強く、米国の伝説的コンタクティーであるジョージ・アダムスキーなど、実に多数の人々が金星人との接触を報告している。また昨年9月、金星の大気から有機物の分解により発生するガスであるホスフィンを検出したとする論文が発表されたことも記憶に新しい。しかし、英クイーンズ大学ベルファストの生物科学者ジョン・E・ホールズワース氏らの最近の研究によると、「金星の雲に存在する水は、生物を維持できるレベルに達していない」といい、金星には生物が存在しない可能性が高いというのだ。

 ホールズワース氏らの研究では、様々な観測データを元に、惑星の水分活性(生物が生育するために利用できる水分割合)を推測している。これまでの研究によると、生物の生存には少なくとも0.585の水分活性が必要だという。だが、金星の大気中における水分活性は0.004未満で、地球の極限環境に住む最も水分を必要としない微生物でさえ生き延びられない低さだったという。金星の大気には多量の硫酸が含まれており、これが水分活性を低下させる原因になっているようだ。

 やはり金星には生物は存在し得ないのか? しかし、この研究では研究者らも予想外の結果も出た。なんと木星の大気には生物の生存と活動を支えるだけの水分活性と、さらに適切な温度(10℃〜マイナス40℃)まで揃っていたというのである。

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画像は「Wikipedia」より引用

「まったく予想外のことでした。今回の研究は木星に生命が存在することを示しているわけではありません。生命が存在するためには適切な栄養素も必要としますが、それらの存在については確信できないからです。しかし、それでも、これは深遠かつエキサイティングな発見です」(ホールズワース氏)

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画像は「Daily Mail」より引用

 折しもNASAやESAが金星への調査ミッションを発表した直後に発表された今回の研究であるが、大気中の水分活性は生命が存在する可能性を推定する新たな指標となり、今後の地球外生命体捜索のツールとなり得るだろう。果たして金星には生命が存在するのか、しないのか? 2030年代に行われる調査の結果に期待したい。

参考:「Daily Mail」、「USA Today」、ほか

TOCANA編集部

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