もうすぐ寿命は130歳以上になると算出される! “スーパーセンテナリアン期”の到来(最新研究)
各国で着々と進行している超高齢化社会だが、最新の研究では今世紀中に130歳まで生きる人々が出てくることが予測されるというから驚きだ。「ベイズ理論」として知られる推論と確率を組み合わせた分析により、2100年までに予測される最大寿命は125~132歳の間になることが算出されたのだ。
■今世紀末までに最長寿記録が130歳に
米・ワシントン大学の研究チームがこの6月30日に学術ジャーナル「Demographic Research」で発表した研究では、現在生きている人々の中に130歳まで生きる人がいることが示唆されている。110歳を超える“スーパーセンテナリアン”の中から、130歳に到達する人々が出てくるというのである。
研究チームは110歳以上のスーパーセンテナリアンを分析したところ、食品や医療へのアクセスが改善されたため、世界全体の平均寿命が伸びるにつれて、より多くの人々がこのスーパーセンテナリアンに仲間入りしていることがわかった。
この分析ではベイズ理論として知られている推論と確率を組み合わせて、2100年までに予測される最大寿命を算出した。その結果、スーパーセナンテリアンの少なくとも1人が125歳から132歳の間のどこかの年齢に到達しているという「強い可能性」が示されたのだ。
最年長者の世界記録は現在、フランスの故ジャンヌ・カルマンさんで、1997年に亡くなった時点で122歳164日であった。
研究者たちはこの記録がまもなく破られると確信している。ちなみに今日生きている最年長の人は、日本の田中カ子(たなか かね)さんで118歳だ。
ワシントン大学の統計学者である論文主筆のマイケル・ピアス氏は、次のように述べている。
「この作業により、今世紀中に一部の個人がさまざまな極端な年齢に達する可能性がどの程度あるかを定量化します」(マイケル・ピアス氏)
世界には現在、100歳以上の人々が50万人近くいるといわれている。しかし110歳以上のスーパーセンテナリアンはそれよりもはるかに少なく、せいぜい600人と推定されている。
研究チームはこのスーパーセンテナリアンの数が今後ゆっくりと増加し続けるだろうと言及し、今世紀の終わりまでに125歳、あるいは130歳の寿命が可能になるという。もちろんそのためにはより良い栄養状態、きれいな水、より良い衛生状態、そして医学の進歩が鍵となる。
そしてこのことは政策や経済政策だけでなく、個人の健康管理やライフスタイルの決定にも影響を及ぼす。130歳にまで伸びた寿命に見合ったライフスタイルの再考が求められているのである。
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