幽霊にも体臭がある? お盆には線香のニオイが日本中に蔓延か…海外の“霊臭”はどうなの?
東京は7月、全国的には8月からお盆を迎えるが、その日が近づくに連れて心霊体験をする人も増えてくるかもしれない。心霊体験と言っても、恐ろしい霊を見るばかりではない。 “におい”を発する霊もいるようなのだ。
たとえば、日本ではお盆の時期に線香のにおいを感じ取ったのちに、霊に取り憑かれていたことが発覚した体験談などが報告されている。日本だからこそ、線香のにおいが死と結びつけられるわけだが、海外の幽霊はまた別のにおいを持つ幽霊がいるようだ。
英紙「Somerset Live」(7月12日付)によると、イギリスのパブに汗臭い“体臭”のする幽霊が出没しているという。英・コーズリーにあるパブ「ホワイト・ハート」の経営者アデル・ギルとスティーブ・エリスはこう話す。
「私たちは彼をヘンリーと呼んでいます。彼はこのパブの前オーナーだと思います。変に聞こえるかもしれませんが、彼のにおいがするんですよ。そのにおいがすると、不思議なことが起こるんです」
ギルとエリスは、2019年に2年間空き家だったパブを改装し、営業を開始した。すぐに従業員や客が、何かにつかまれた感じがすると訴えるようになり、重い冷凍庫の扉が勝手に開いたり、物が飛んだりするようになったという。最近ではメジャーカップが勝手に動くこともあったという。そしてギルとエリス自身も不思議なものを見たそうだ。
「何度か常連さんがとても怖い顔をして出て行ったことがあったのですが、それから1週間ほど経ってから、バーの後ろで変なものを見たんです。表現するのが難しいのですが、高速で移動する蒸気の痕跡のようなもので、監視カメラにも映っています」
パブがある地域には、心霊現象で有名なカントリーハウス「ロングリート」と繋がるトンネルがあると噂されているが、パブに出没している霊との関係は不明だ。また、パブを訪れた霊能者は地下に何かがあることを示唆したそうだが、これもまた因果関係は不明とのこと。
ただ、経営者らは「勝手に店を改装したこと」にヘンリーが怒っているのではないかと考えているという。汗くさい体臭は、ヘンリーが改装された店を懸命に元に戻そうとしているからなのかもしれない。
お盆には目に見えるものだけでなく、においにも注意を払っておいたほうが良いかもしれない。
参考:「Somerset Live」、「ほぼ日の怪談」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊幽霊にも体臭がある? お盆には線香のニオイが日本中に蔓延か…海外の“霊臭”はどうなの?のページです。幽霊、体臭、イギリス、パブなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで