「アフガニスタン紛争10のヤバい極秘ファイル」ウィキリークス公開 フェミニズムの政治利用、虐殺、巨額マネー
5.NSAは一帯住民の通信をすべて傍受していた
NSA(アメリカ国家安全保障局)は、2013年にアフガニスタンで前例のない大量監視を開始し、国内および国際電話のほぼすべてを記録および保存していたことがウィキリークスで明らかにされている。
この大量傍受システムは、ドローンによって個人を攻撃する「ドローンターゲティングプログラム」の重要な要素であり、国際法に違反して、アフガニスタン、パキスタン、イエメン、ソマリアで数千人の人々と数百人の女性と子どもが殺害された。
6.新型航空機を売り込むための爆撃
スウェーデンはアフガニスタンへの爆撃を利用して、新しい戦闘機のマーケティングと宣伝に役立てたいと考えていたことがウィキリークスによって明らかにされている。
スウェーデン軍は「サーブ39グリペン」戦闘機をアフガニスタンに送ることを公に提案し、スウェーデン軍は配備のためにロビー活動を行い、戦闘経験の可能性は空軍にとって良いことであり、グリペンの市場性を高めると主張していた。
7.アフガニスタンの副大統領が5200万ドルの現金を携えてドバイに入国
外交報告によると2009年10月のある驚くべき事件で当時のアフガニスタンの副大統領、アフマドジアマソウドが5200万ドル(約57億円)の現金と共にUAE(アラブ首長国連邦)・ドバイに入国したことがウィキリークスによって暴かれている。
この時、アフマドジアマソウドはUAEとアメリカによって一時拘束されたということだ。
8.終了時期が不明の軍事作戦
NATOの指揮官は戦争の終了日について話し合わないように何年にもわたって一貫して忠告していた。
ウィキリークスによってリークされたアフガニスタンのNATOレポートによると「ミッションの事前定義された終了日はなく、終了状態のみであり、それはNATO/ISAFのサポートなしでアフガニスタン国家治安部隊(ANSF)がアフガニスタンの安全を提供し安定を維持できる日である」と記されている。
9.「メデューサ作戦」で民間人の大規模虐殺
アサンジ氏によれば、2006年9月にカナダ軍が率いた「メデューサ作戦(Operation Medusa)」中に1度に最も多くの民間人が殺害された事件がカンダハールで起きたという。
カンダハールの若者の多くはタリバンであり、強い抵抗に遭ったNATO主導の国際治安支援部隊であるISAFは大規模な掃討作戦を実施した。
側面に大砲が取り付けられたC-130貨物機「AC-130ガンシップ」が出動し、一帯の頭上を一周しながら砲弾の雨を降らせた。記録によると、181人の“敵”が殺されたそうだ。
それは重大な虐殺行為であり、アフガニスタンで最も多くの人々が殺された日であるにも関わらず、メディアによって適切に調査されたことはない。
10.アフガニスタン国家警察は略奪を行い腐敗していた
CIAはアフガニスタン国家警察が「略奪的で腐敗している」ことを紛争初期の頃から理解していた。
アフガニスタン国家治安部隊(ANSF)の人員が不足しているうえに、資金不足、訓練不足、設備不足が深刻な状況にあった。さらにアフガニスタンの大衆は警察を略奪的で堕落した組織であると見なしていた。
紛争中にもこのような実態であったアフガニスタンだが、米軍が完全徹底後にはどのような様相を呈するのか、引き続き国際社会は固唾を飲んで注視している。
参考:「GreatGameIndia」ほか
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2024.10.02 20:00心霊「アフガニスタン紛争10のヤバい極秘ファイル」ウィキリークス公開 フェミニズムの政治利用、虐殺、巨額マネーのページです。アルカイダ、ウィキリークス、マネーロンダリング、ジュリアン・アサンジ、タリバン、ディープステート、アフガニスタン紛争などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで