チンパンジーと恋愛関係にあった女、動物園から出禁をくらう! “有害”指定された女性とは?
お目当ての“推し”のために足繁くお店やライブに通うファンは少なくないが、もしもその“推し”が動物園のチンパンジーだったら……。どうやらその場合“出入り禁止”になる可能性が高いようだ!?
■禁じられた“ガラス越しの愛”
愛犬家、愛猫家などペットを愛する人々は多いが、動物園でチンパンジーと愛を育み、その結果動物園から“出入り禁止”を食らってしまった女性が話題だ。特定の入園客と親密になることは、チンパンジーの園内の“社会生活”に良くない影響を及ぼすというのである。
ベルギー在住の女性、アディー・ティメルマンスさんは4年前から毎週のようにアントワープ動物園に通い、「チタ」という名のオスのチンパンジーとの交流を続けてきた。チンパンジーのいる草地はガラスで囲われてはいるものの、女性はやって来るなりチタと手を振り合って共に再会を喜び、ガラス越しにキスをし合うほどの間柄になっていたのだった。
この“ガラス越しの愛”を動物園側は最初は大目に見ていたものの、チタの“社会生活”にとって悪影響を及ぼすものであるとして、重い腰を持ち上げざるを得なくなった。ティメルマンスさんに対し、動物園に出入りすることを禁じたのである。
ティメルマンスさんはもちろんこの決定に不服だ。
「私はその動物を愛し、彼は私を愛している。私は他に何も持っていない。なぜ彼らはそれを奪いたいのか。私たちは純愛関係にある、とだけ言っておきます」(ティメルマンスさん)
しかし動物園は、この“ガラス越しの愛”が他のチンパンジーとの関係を築く上での障害になりつつあったため、チタにとって有害であることが証明されたと考えている。
「チタが“来園者”の相手で忙しいとき、他のチンパンジーは彼を無視し、それが重要であるとしても、彼をグループの一員とは見なしません。その後、彼は訪問時間外に一人ぼっちで座っています」と動物園側は話している。
しかしチンパンジー愛好家であるティメルマンスさんは重ねて動物園側が不公平であると主張し「他の何十人もの来園者が(チタと)接触することが許されています。どうして私だけがダメなのですか?」と憤懣やるかたない。動物園を舞台にした人間とチンパンジーとの“ガラス越しの愛”は実に残念な顛末を迎えることになったようだ。
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2024.10.02 20:00心霊チンパンジーと恋愛関係にあった女、動物園から出禁をくらう! “有害”指定された女性とは?のページです。恋愛、動物園、チンパンジー、動物愛などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで