アフガン撤退でみえた「上級国民による日本人ポイ捨て」のリアル! 日本政府らは平気で人を見殺しにする…ジェームズ斉藤
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】9月~10月に、911当時チェイニー副大統領の補佐官を務めた軍人とジェームズ斉藤のセミナーを開催予定(詳しくはこちら)。
※報じられない「タリバンによるアフガニスタン制圧の裏と陰謀」シリーズ一覧はこちら。
──8月31日に米軍がすべてアフガンから撤退しましたが、アメリカ人はまだ数百人も残っているそうですね。
ジェームズ はい。ペンタゴンの会見でマッケンジー将軍が「民間人は1人も救出できなかった」とはっきり語っています。ISの兵士が2000人以上居て市内から空港までの道が危険だったようですが、これまでだったら米国が自国民を置き去りにするなんてことは考えられませんでした。
──そうなんですよね。今回のアフガンではいろいろ驚くことがあったので、ここ数日間のことを、順を追ってお聞きしたいんですけど、そもそもなぜアフガンにISがいるんですか? 8月26日にカブール空港付近で起きた爆弾テロもISだったじゃないですか?
ジェームズ まず、ISはムーブメントなので、戦っていないと求心力を失ってしまうのです。要はアフガン内戦への舵取りで、ISがタリバンを排除してアフガンを制圧し、麻薬利権を盗ることも狙っています。
──このタイミングでISが絡んできたのは麻薬ですか?
ジェームズ それもありますが、純粋にアフガンの支配をかけた抗争です。ISは2019年に指導者のアルー・バクル・アル=バグダディーが暗殺されて弱体化していましたが、アフガンの混乱に乗じて勢力を拡大しようとしています。また、英米、ロシア、イスラエル、サウジアラビア等の諜報機関もタリバンにすべてを牛耳らせない意図もあります。
──「各国」の勢力争いというよりも「各国の諜報機関」の勢力争いですか?
ジェームズ その側面もありますが、諜報機関がすべてを握ることは不可能です。ロシアがアイマン・アル・ザワヒリ(アルカイダの現指導者)をスパイにし、アルカイダに米国本土テロを仕掛けるよう仕向けたのが典型です。自分たちの手は汚さず、“大戦略”を乗っ取るのが一番賢いやり方です(詳しくは9.11記事を参照)。
──結局、ISや各国諜報機関が集まっていたのでは市内から空港までの道すら危険すぎるわけですね。
ジェームズ タリバンがチェックポイントを作ったのでそこを通らなければならないというのもありましたし、IEDという道路脇に設置される爆弾が大量にあるのでいつ爆破するかわからない危険性もありました。しかし、だからといって、米国が自国民を見捨てることは通常ありえません。バイデン大統領も「米国人は1人も残さない。1人でも残っていたら米軍の撤退はない」と断言していましたので。ところが、結果は自国民のポイ捨てでした。
──そんなことをしたら政権維持も危ういと思うのですが。
ジェームズ 現在、バイデン政権は不法移民を毎日、数千人から万人単位で国に入れています。彼らはすべて民主党に票を入れます。共和党が政権を取った途端に国外追放になりますから、それは絶対です。そうなれば選挙も楽勝ですから米国人が何人死のうが関係ないのでしょう。
──本当ならば恐ろしい話ですが、実際、自国民を見捨ててますからね。他国の人間が何人死のうが自国民だけは助けるのがアメリカだと思っていたんですが、だいぶ変わりましたね。
ジェームズ 米国が自国民放棄となれば、もはや日本レベルの「小国」に堕落したことになります。海外にいる自国民の保護が軍隊の最も重要な責務です。それを放棄しているので、米軍もおもちゃの軍隊である「自衛隊レベル」になったということです。日本もそのような軍隊をあてにしていたら、尖閣諸島有事の際に「日本ポイ捨て」になるのは明らかです。もはや「トモダチ」と言える仲なのかも甚だ疑わしいです。しかし、これは米国国内の問題なので、結局日本には「日本人として何をすべきか?」が問われていると思います。
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2024.10.02 20:00心霊アフガン撤退でみえた「上級国民による日本人ポイ捨て」のリアル! 日本政府らは平気で人を見殺しにする…ジェームズ斉藤のページです。陰謀、陰謀論、アフガニスタン、軍産複合体、タリバンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで