タリバンは古代イスラエル「失われた10支族」の末裔だった！ ユダヤ極秘組織も本気で調査、知られざる歴史が判明！

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　中東アフガニスタンで、イスラム過激組織タリバンが首都カブールを掌握し、20年ぶりに政権を奪還して新政権発足準備をしている。実は、タリバンの中枢にいるパシュトゥーン人は古代イスラエル「失われた10支族」の末裔であるともいわれ、それは単なる噂にとどまらず多くの根拠がある。ユダヤ教とイスラム教という歴史的にも対立が尽きない宗教のはざまで、これが事実とすれば世界がひっくり返るような重大事である。改めて両者の共通点をまとめてみる。

■タリバンとパシュトゥーン人

　筆者は7年前、人権運動家マララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞した際に書いた記事で、パキスタンのタリバンから脅迫を受けながらも運動を続けていた彼女が、実は古代イスラエル10支族の末裔である可能性を紹介した。彼女はパシュトゥーン人であり、苗字がヘブライ語で「ヨセフの子孫」を意味するなど、10支族の末裔であると考えられる。

　タリバンとは、イスラム教の多数派であるスンニ派諸派デオバンド派イスラーム原理主義の軍事・テロ組織で、1994年にアフガニスタンで結成された。紆余曲折を経ながらも同国で政府に対するジハード（聖戦）を展開し、今年8月15日に再びアフガニスタン全土を実質的な支配下に置いた。タリバンはパシュトゥーン人が主導して結成されたが、過去にテロを起こしたISとは関係が悪く、激しい戦闘を続けてきた。

　彼らの中枢にいるパシュトゥーン人は、パタン、アフガンなど様々な名で呼ばれ、アフガニスタン人口の45%とパキスタンで11%を占めるイラン系民族だ。アフガニスタンの東部・南部に約1200万人が住み、パシュトー語を話す。タリバンの現在の最高指導者と配下の副指導者3人は、全てパシュトゥーン人だ。

　では、マララさんのように、パシュトゥーン人が「古代イスラエル失われた10支族の末裔」である根拠とは何だろうか。民族の起源には諸説あるが、パシュトゥーン人自身の間で長く語り継がれてきた伝承にとどまらず、一部の学者たちから特に信憑性が高いとされるいくつかの点を挙げる。

■パシュトゥーン人＝10支族説の根拠

　パシュトゥーン人と10支族の共通点は非常に多い。イスラエルには、世界中から「失われた10支族」を探し出すための調査機関「アミシャーブ」があり、最高責任者ラビ・エリエフ・アビハイルが著した『失われたイスラエル10支族』（学研）では、10支族の末裔かもしれない世界の様々な民族を紹介しており、そこではパシュトゥーン人を有力候補として最も詳細に解説している。以下、この本や他の情報を参考にして、現代のパシュトゥーン人とユダヤ人の共通点・類似点を挙げていく。

・ 外見

　アフガニスタンの諸民族と異なり、パシュトゥーン人はセム族の外見的特徴を具え、肌の色は青白く、鼻が高い。パシュトゥーン人の男性の多くは、ユダヤ人のようにあごひげともみあげを伸ばしている。かつてアフガニスタンを植民地支配した英国人たちは、パシュトゥーン人とユダヤ人の見分けがつかず、彼らのことも「ユダヤ人」と呼んでいた。写真の左側はユダヤ人のラビ（ユダヤ教の指導者）で、右側はパシュトゥーン人だが、あごひげをたくわえる習慣も両者で共通している。

・ 人名

　パシュトゥーン人には、ヘブライ語に由来すると思しき人名が多い。たとえば、現在のユダヤ人と同一の名前としては、シメオン、ヤコヴ、ヨセフ、アキヴァなどがある。他にも以下のようなヘブライ語の単語と類似する名前などがある。しかも、これらの名前はパシュトゥーン人の地域ではごく普通のものだという。

アシフ（Asif）＝「奴隷」
アサフ（Asaf）＝「集まる」
ビニャミン（Binyamin）＝12支族で王族の「ベニヤミン族」に酷似
ケナン（Kenan）＝「嘆き」
バラク＝古代イスラエル王国の将校戦士アビノアムの息子と同名
ユスフザイ（Yusufzai）＝パシュトゥーン人の支族名で、「ヨセフの息子たち」
ムーサザイ（Musazai）＝パシュトゥーン人の支族名で、「モーセの息子たち」

 
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