顔の“たるみ”が止まらない男性の力強い人生! 切除しても腫瘍再生… 自分を受け入れて見つけた大きな夢=インドネシア
インドネシア東ジャワ州に住む男性、サマドさん(61)は、12歳のとき顔面にいぼができた。当時はまだ、それが後に1.5キロもの巨大腫瘍になってしまうとは思っていもいなかったという。
腫瘍は長い年月をかけてサマドさんの体全体に広がっていった。やがて鼻は垂れ下がり、右目も覆い隠されてしまった。腹部や足などにも腫瘍はあるが、特に痛みはない。サマドさんは手術を受け、9カ所の腫瘍を切除した。しかし、腫瘍はまた元に戻ってしまった。
サマドさんを嫌う人々がいる。彼らはサマドさんの顔を見て怯えたり、路上でバカにして笑ったりする。接触によって腫瘍が感染すると誤解してサマドさんを避ける人も少なくない。サマドさんは自分の姿を恥ずかしいと感じる一方、「私は同じ人間です」と訴える。
サマドさんは現在サトウキビ畑で働いており、1日の時間のほとんどは畑での作業に費やされる。サトウキビを収穫したり、植えたり、土を耕したりする。腫瘍はサマドさんの日常生活にほとんど影響を与えない。長年このような状態が続き、彼にとって普通のことになってしまったのである。
サマドさんと一緒に働いている10人の友人たちは彼に思いやりを持って接し、いつも助けてくれるという。友人の一人であるP.ムスレさんは次のように語る。
「私は仕事で彼(サマドさん)と初めて会って以来、ずっと友達です。私たちは一緒に働き、サトウキビを収穫しました。サマドさんを知らない人々は、彼を不気味なものとして凝視するでしょう。しかし彼は良い人で、いつも他人に親切です。彼は悪いことなど何一つしていません」
サマドさんは、自分が働いているサトウキビ畑で友人たちから受け入れられていることを知り、「私は自分の状態を受け入れています。もうこれ以上手術を受けたいとは思いません」と語る。その代わり、自分の家を建てることを目標とし、そのためにエネルギーを注いでいる。
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2024.10.02 20:00心霊顔の“たるみ”が止まらない男性の力強い人生! 切除しても腫瘍再生… 自分を受け入れて見つけた大きな夢=インドネシアのページです。インドネシア、手術、腫瘍、切除、農場、標葉実則、サトウキビなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで