生後2日目に「妊娠した」少年! 膨張が止まらない腹、夜間は一層大きく… 謎の症状に苦悩する家族
4歳の少年であるアナニアちゃんは、健康体で生まれた。しかし、生後2日目に突然、彼の体は異常な兆候を示し始めた。目にした人誰もが「妊娠した!?」と思うほど、腹が膨らんでいったのだ。
母親は「ここの村人たちは彼が妊娠していると言います。しかし、妊娠ではありません。生まれてから2日後に発症した病気なのに」と話す。彼女は、体が膨らみ始めた息子を病院へと連れて行き、一時的に鎮痛剤を処方された。
2週間後、アナニアちゃんの体は妊婦のようになってしまった。危険な状態であることは誰の目にも明らかだったため、両親は再び息子を病院へと連れて行った。息子のために最良の治療を試みたが、あっという間に金銭が尽きてしまった。所有物を売って治療負を捻出したが、それでも足りなかった。母親は「病院は私に次回の予約をしました。しかし、お金が無かったので、それ以上は何もできませんでした」と当時を振り返る。できることが何も無くなった両親は、神の奇跡が起こるのを待つしかなかった。
病院では、アナニアちゃんは腸癌だと考えられていた。しかし、何回もCTスキャンと検査を繰り返したのち、医師らは癌ではないと診断した。そして、自分たちでは病気を特定することすらできないため、設備の充実した病院に転院するよう勧めた。しかし、両親の資金が尽きてしまったため、アナニアちゃんをそれ以上病院へ連れて行けなかった。
母親は「息子は苦しい人生を送っている」と言う。膨らんだ腹以外に健康上の問題は無いが、いつも痛みに苛まれ、アナニアちゃんは他の子供たちと遊べない。時々このことを忘れて子供たちの仲間に加わるが、走ろうとして転び、結局は一緒に遊べないと気づくのだった。膨らんだ腹が大きく重いため、アナニアちゃんは転ぶと自力で起き上がれない。もし、彼のそばに誰もいないと、アナニアちゃんは地面に転がったままでいるしかない。
「この子は私たちに困難をもたらします。彼の状態が悪化する夜はいつでも、私は全く寝られません。彼を世話するために一晩中起きていなければならないからです。もし、彼が悪い寝方をしていれば、私は彼の体の向きを変えなければなりません」
このように語る母親は息子の状態をコントロールできずに苦悩し続ける。アナニアちゃんは夜になると痛みに苦しんだり、叫んだりするため、家族の誰もが夜にぐっすり寝られない。他の子供たちも夜に眠れないことを知っており、昼間に寝ておかなければならない。
「彼が寝るといつでも、膨らみはとても大きくなります。彼は自分で体の向きを変えることができず、私が向きを変えてあげます。もし彼が転ぶと、他の誰かがそばにいなければなりません。彼は素早く起き上がれないので、誰かが彼の体を持ち上げます」(母親)
世界各地には、アナニアちゃんと似たような病気の人々が少なくない。その中にはB型肝炎と診断された人もいる。B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気で、患者の血液や唾液などの体液を媒介として人から人へと感染する。一方、アナニアちゃんはどの医者からもB型肝炎であると診断されなかった。しかし、両親は息子が将来、B型肝炎に感染したり、癌になったりするかもしれないと懸念する。父親は、最善を尽くそうとしてきたし、息子を生き長らえさせようと努力しているという。
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2024.10.02 20:00心霊生後2日目に「妊娠した」少年! 膨張が止まらない腹、夜間は一層大きく… 謎の症状に苦悩する家族のページです。妊娠、病院、感染、クラウドファンディング、鎮痛剤、標葉実則などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで