全裸男が自らをメッタ刺しで死亡! 鮮血に染まる噴水… 警察の対応に議論紛糾=スペイン
今年10月31日、東京都調布市を走行中の京王線上り特急列車内で、男が刃物を振り回して17人を負傷させ、液体をまいて火をつける事件が発生した。24歳の容疑者は「人を殺して死刑になりたかった」と供述したという。先月8日には、熊本県内を走っていた九州新幹線の車内で、60代の男による放火未遂事件が発生。床にオイルをまいて火をつけ、列車を緊急停止させた容疑者は「東京の京王線で乗客が火をつけた事件をまねしようと思った。自殺しようとした」と供述したという。
相次ぐ電車内での凶悪事件に共通しているのは、容疑者の自殺願望だった。コロナ禍で多くの人々が孤独感や閉塞感を抱く昨今、追いつめられて憎悪や狂気を募らせ、他者を巻き込んで自らも死のうとする心理がはたらいている可能性がある。このような行為は言語道断だが、たとえ他者に直接危害を加えずとも、派手に自らの命を絶とうとする人々の数も世界的に増加している。
スペイン・アラゴン州サラゴサで先月23日午前11時30分ごろ、全裸の30代男がローマ広場にある噴水に入り、叫びながら、ナイフで自らの体を何度も突き刺す事件が発生した。このときの様子を撮影した映像がネット上で公開された。映像では、警察官に囲まれた男の体から血が流れ出し、水が真っ赤に染まっていくのが確認できる。その後、男は水の中に倒れてしまった。現場に駆け付けた救急隊員が男の命を救おうとしたが、男は死亡したとされる。
目撃者の一人は、男は他者を攻撃しようとはしなかったが「自分だけの世界に入り込んでいた」と述べた。別の目撃者は「彼は非常に動揺していて、叫び声を上げていました。彼は小さなナイフを持っていました」と話した。
男が全裸で街中を走っている映像も公開されている。映像では、「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら走り抜けていく男の姿が見られる。男がモロッコ人であると言う目撃者もいたが、これが事実かどうかは確認されていない。このとき、付近にいた人々は、男に攻撃されることを恐れて、近くのスーパーマーケットなどに隠れたという。
今回の事件について、警察官の「怠慢」に対する批判が噴出した。警察は男を逮捕するために迅速に行動しなかったと指摘する声がある。ネットユーザーは、警察官は男に拳銃を向けているだけで、自発的に行動しなかったばかりか、水に入りさえしなかったと非難する。
一方、警察は声明を発表し、警察官は他者がけがをするのを防ぐために壁を作りながら、男にナイフを捨てさせようとしたと述べた。さらに、警察官はあらゆる手続きを遵守し、「非の打ちどころのない」行動をし、状況が悪化しないように最善を尽くしたが、残念ながら自傷行為をしている男のためにできることは何もなかったと反論した。
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2024.10.02 20:00心霊全裸男が自らをメッタ刺しで死亡! 鮮血に染まる噴水… 警察の対応に議論紛糾=スペインのページです。警察、スペイン、自殺、全裸、標葉実則などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで