【実録】貞子、八尺様は人間の観念が凝結した“悪いもの”!? 霊体を人為的に作り出す「タルパ」の真実
――男女差はありますか?
海老氏:無意識に作ってしまう人には女性が多いそうですね。女性が作ったタルパの場合、それが害を為すことは、ほぼないです。いつのまにか消えていたり、ずっといたり、別のモノに姿を変えたりするんです。それは寄り添うものであって害はない。
一方で、男性でタルパを作る人は少ないんやが、害ある場合も多いと聞きます。たとえば男性の場合、理想の女性のような「タルパ」を作る人が多い。脳内彼女とでも言うんですか。そこから発展したものもあれば、無意識に作られてしまったものもある。それがね、時間の経過によって変化するんですよ。
――どんな害を為すんですか……?
海老氏:こういうものは人間の姿をしているんやけど、擬態しているんです。いつのまにか中身が変わっていて、不幸とか死とか、なんて言うたらええんやろな。何か悪いものが詰まっていくんですよ、霊とはまた違うモノが。深海に沈むクジラの死骸が、いつのまにか、新しい生態系に入れ替わるような、そういう感じです。
たとえば21世紀のいま「貞子」やネット怪談「八尺様」のような「白いワンピース」「麦わら帽子」みたいなスタイルを、現実にやっている女なんて、まずいないでしょ。つまりアレは個人の意思や想念の形やないんです。大勢の人間の観念が凝結して、そういう「人っぽい」姿をとるんです。ああいったモノは、発祥や由来が何であれ、中身は「悪いモノ」です。
この「悪いモノ」は人間の想念由来のもの、あと非・人間由来のものがあるんです。人ならざるものから来たんは、なぜか「悪いモノ」が多い。関わったらアカンですよ。まあ、あくまで自称霊能者やら拝み屋から聞いた話の自分なりの解釈やけどね。
――タルパは作らないほうがいいと……?
海老氏:狂いたいんやったら、やったらええですよ……いや、止めたほうがええ。まあ儀式や大変な準備はない、丹田を使った深呼吸です。しかも日常生活の中で練習できる。最初は、就寝時に布団に入って15分から。頭から丹田までの通路に感覚が生じさせるイメージで。もちろん自己暗示と妄想です。
この呼吸法を反復練習していくとエネルギーを自分が操れるように錯覚する段階がある。ここが発狂チャンス、ここで「自分は霊能者だ、天使だ」と思うようになると、本当に狂って戻れなくなる。
実際に取材した人にも戻って来れなかった人がいますわ。自称・霊能者は自殺、また別に本物っぽいと思った一人は音信不通、また別の一人は失踪して連絡つかず。たぶん死んではると思う、勘やけど。
――シャブ中には霊能力があると?
海老氏:これもほんまに不思議な話なんやけど、シャブ中はなぜか霊やタルパを見よるんですわ。俺の後ろに誰もいないのに「海老さん、女連れてきたんすか!」て、喜ぶ後輩はキメてた奴です(笑)
Twitter:海老(@RADlobster1179)
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