【実録】地獄先生ぬ~べ~は実在した!? ヤンキーたちが怪異に巻き込まれ…
海老氏:同じ道を通った別のヤンキーの彼女にもどうやら変なことが起きると言い出した。先のオタ君に助けられた後輩は、彼にめちゃくちゃ感謝していて尊敬しているんです。オタ君なら助けてくれるとなって話が行った。
当然ですけど、これも冷やかしだと危ないですよ。ところがまたオタ君は「大丈夫です、やれます」と自信満々です。どういう仕組みかを聞いたところ、本人曰く「アマテラスは友達でよく遊びに来る」と。いや、中二病やんけと思うんですが、でも、実際に痣が消えたのを目の前でみた。
そして別のヤンキーの彼女の家に行った。するとオタ君が言うんです。「この壁に画鋲刺していいですか」と。そしたら画鋲に力を籠める仕草をして、壁にさすんです。ブスッッと。「これで大丈夫です、終わりました」と。
本当に不思議なんやけど、以降、彼女は悩まされることはなくなったみたいで。一体どういうことなんやろうか。
――すごいですね
海老氏:後日談があって数年後、久しぶりに、そのオタ君とヤンキーらに会うことがあった。ヤンキーなんてのは義理固いですから、オタ君との友情は今でも続いていたそうです。皆、もう大人になっていて、それでも、まあ大阪では普通ですが、一般的にはガラ悪い男らがね、オタ君を丁重に扱っている。会話の端々から彼への敬意が滲んでいる。
そこで聞いたんです。「オタ君、あのとき凄かったなぁ」と。そしたら彼は「やめてくださいよぉ(笑)あれはもう黒歴史なんで、まじで勘弁してください」と誤魔化すんです。「いや、アレ凄かったやん」と問いかけても笑って逃げるばかりで。どうやらオタ君としては思春期の恥ずかしい思い出として封印してしまったようなんです。でもヤンキーらは違う。大人になってからも彼に助けられたことを覚えて、厚い友情と敬意でもって彼に接している。それにオレも実際に「痣が消えた」のを目撃しました。
一体、アレは何やったんかなと。ただ、こういうことを知ろうとするのは危険なんです。不思議なことはあると思うが、全く分からん。ある程度、パターンがあるのが感じられる。なんなんやろな。全く分からんが、何かがある気はしますわ。
――では座敷童の件について
海老氏:あの話ですか。(次回へ続く)
Twitter:海老(@RADlobster1179)
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