“ウクライナ後”に待ち受ける「ブレイブニューワールド」とは!? 中露と隔絶した新たな世界秩序をジェームズ斉藤が解説
ジェームズ 元はオルダス・ハクスリーの著作で、日本語訳は『すばらしい新世界』だったと思いますが、規則も何もない、何でもありの世界です。欲望のままに生きる、ソドムとゴモラのような人たちが生きる世界です。例えば、『ブレイブニューワールド』で描かれていたのは、あるピルを飲んだら幻覚作用を起こしてこの世から離れられる感覚になるというものですが、これってまるっきり大麻解禁です。
──あ、そうだ。ということは、今アメリカが進んでいる道じゃないですか。
ジェームズ そうです。バイデンのような極左たちが理想とする退廃の世界です。ロサンゼルスのストリートにいる麻薬中毒者たちの世界が、そのままブレイブニューワールドです。これも一種の全体主義です。
──どちらも嫌ですね。
ジェームズ しかし、そういう世界になるように進んでいます。この両方の世界に共通しているのが、一部の人間だけに富と権力が集中し、ほとんどの人間は奴隷になるということです。これがウクライナ侵攻後に進んでいく道です。ロシアが核を射てば、それが加速するだけのことです。
──ジェームズさんは、日本はどっちに付くと思いますか?
ジェームズ 日本は冷戦時代に迫られた決断をまたしなければいけないと思います。あの時は吉田茂首相が吉田ドクトリンという外交政策を打ち出して、中国、ロシアとは関係を作らず、対米従属と呼ばれる、アメリカ一辺倒の大戦略へと舵を切りました。それが1951年のサンフランシスコ平和条約と日米安保条約調印で実行されて、中国とロシアは平和条約に含めなかったんです。アメリカやイギリスなどの欧米諸国を平和条約の対象としたので、西側とだけ外交関係を作ることになりました。今回もこの吉田ドクトリンを踏襲するのではないかと思います。岸田総理は宏池会のトップですし、宏池会は吉田茂系の人たちなので。
──ということは完全に反ロシアですね。
ジェームズ そうです。しかし、結局日本の真の独立なんてあり得なく、今回のウクライナ戦争でその可能性が遠のいただけです。ですから、今後大きな問題がほぼ必ず起きてくるでしょう。それは次回お話しします。
~つづく~
【ジェームズ斉藤が明かす「ウクライナ侵攻」の真実】
第1回:全ては出来レース… 米露は密約を交わしている
第2回:真の黒幕はバチカンか!? 裏世界の縮図を暴露
第3回:ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」か!?
第4回:侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味
第5回:ウクライナ大統領の正体は“ロシアのスパイ”か?
第6回:侵攻の陰でロシア軍内部にプーチン暗殺の陰謀!?
第7回:プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!?
第8回:ゼレンスキーの“報じられない闇”! 黒すぎる人脈
第9回:侵攻苦戦は“伝統”… プーチンを操る「影の支配者」
第10回:プーチンはすでに核兵器使用を決意か!? “三重の裏”
第11回:プーチンは「ユダヤ・ファースト」で動いていた!?
第12回:ロシアは核攻撃で「日本の再現」狙う!? 本当の戦況
第13回:本記事
第14回:露の危機、米の利益、英の謀略… 侵攻と世界情勢の裏
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2024.10.02 20:00心霊“ウクライナ後”に待ち受ける「ブレイブニューワールド」とは!? 中露と隔絶した新たな世界秩序をジェームズ斉藤が解説のページです。ロシア、プーチン、ウクライナ、核兵器、新世界秩序、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで